2023.06.07
ユニットバスの耐用年数は何年?寿命を伸ばす4つの方法も解説!
お家のユニットバスは、できるだけ長く、トラブルなく利用したいものですが、「ユニットバスの耐用年数(寿命)って、一体何年なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
それぞれのユニットバスの寿命は設計、材質、使用方法、メンテナンス状況により異なりますが、一般的な目安を知ることで、交換時期の見極めや長期的なメンテナンス計画に役立てられます。
本記事では、最新の情報と専門知識をもとに、ユニットバスの耐用年数の目安やメンテナンスの重要性についてわかりやすくご紹介します。
あなたのユニットバスがどれだけの期間安心して使えるのか、どうやって長持ちさせられるのか、一緒に学びましょう。
この記事を読めば、ユニットバスとの長い付き合いを見据え、適切なタイミングでの交換や修理、そして日々のメンテナンス方法を身につけられます。だからこそ、あなたの大切なユニットバスの寿命を延ばすための一歩として、ぜひこの記事を最後までお読みください。
ユニットバスの耐用年数・寿命は何年?
ユニットバスの寿命を考える上で一つの指標となるのは、一般的に約15年とされる耐用年数です。もちろん、これはあくまで平均的な数値で、ユーザーの使い方や環境により、15年を超えて使用できるケースもあります。
長年にわたりユニットバスを使用すると、経年劣化が起こるのは避けられません。具体的な老朽化の現れとしては、壁や浴槽に微細なヒビが生じたり、換気扇の性能が低下したりすることが考えられます。
また、とくに注意したいのが、コーキング(浴槽や壁の隙間を塞ぐ材料)の劣化です。これが進行すると、水が侵入し、その結果、カビやシロアリの発生を招きやすくなります。
個々の部品の耐用年数についても言及しておくと、たとえば浴室換気扇の寿命は約9~12年、コーキングの耐用年数は約10年とされています。早めの部分修理や交換を行うことで、ユニットバス全体の寿命を延ばすことが可能です。
そのため、こうした部品の状態を定期的にチェックし、必要に応じて修理や交換を考慮すると良いでしょう。
年数に関係なくユニットバスを交換すべき6つのサイン
「ユニットバスの寿命は15年」という一般的な指標がありますが、寿命に関わらず交換を検討すべきサインがあります。具体的な症状別に見ていきましょう。
何度掃除してもカビが発生する
浴室は湿度が高いため、カビが生えやすい環境です。定期的に掃除を行い、湿度管理をしていてもカビが生える場合、それは壁内部のカビが原因かもしれません。一見すると掃除できそうな表面のカビも、実は深くまで進行している可能性があります。
何度掃除をしてもカビが取り除けない場合、ユニットバス全体の劣化が進行している可能性がありますので、交換を考える時期かもしれません。
サビている
ユニットバスの金具部分に赤茶色の汚れが出てきた場合、これはサビの兆候です。サビが出始めた時点でユニットバス自体の劣化が進行している証拠なので、早めの交換を検討することをおすすめします。
浴槽のひび割れ
浴槽にひび割れが生じると、水分が侵入しやすくなります。それによって劣化が進行し、さらに大きな問題を引き起こす可能性があります。ひび割れを発見したら、すぐに専門業者に相談しましょう。
蛇口・シャワーの水漏れ
蛇口やシャワーから水漏れが発生した場合、それは水栓やコーキングが劣化している可能性があります。部分的な修理で対応可能な場合もありますが、それらが頻繁に起こるようであれば、ユニットバス全体の交換を検討することをおすすめします。
排水の流れが悪い
排水口の流れが悪いと、それは排水トラップの劣化が原因かもしれません。この状態が続くと、ユニットバス内部から腐食が進行し、大きな問題を引き起こす可能性があります。排水トラップを交換する際には、ユニットバス全体の交換も一緒に考えてみてください。
基礎が湿っている
基礎部分が湿っている場合、それは見えない場所で水漏れが起こっている可能性があります。自分では気づきにくいですが、とくに排水口からの漏水が原因で、ユニットバス下の基礎が湿り、木材が腐食することもあります。
このような状況になったら、早急に専門業者を呼び、必要であればユニットバスの交換を検討することが重要です。
ユニットバスの寿命を伸ばす4つの方法
ユニットバスは私たちの生活にとって重要な空間です。寿命を長くするためには、適切なメンテナンスが必須です。日々の掃除から専門的なケアまで、寿命を延ばすための習慣を見ていきましょう。
こまめに掃除する
バスルームを清潔に保つためには、毎日の掃除が欠かせません。とくにシャンプーやボディーソープの残り泡をしっかりと洗い流すことが大切です。これらの洗剤の残りカスや皮脂などはカビのエサになります。
また、壁や天井に付着した水滴もきちんと拭き取りましょう。水滴が放置されると、壁や天井が湿って腐食する可能性があります。ユニットバスの清潔さは、寿命を延ばす重要なポイントです。
カビ対策をする
カビは湿度が高い環境で繁殖します。したがって、バスルームの湿度を適切に管理することがカビ防止のカギとなります。湯船にお湯を溜める際は、ふたをしっかりと閉めて湿度を下げましょう。
また、最後にお風呂を使用した後は、必ず栓を抜きましょう。この習慣はバスルームの湿度を下げ、カビの発生を抑える効果があります。さらに、壁についた水滴も拭き取ることで、ユニットバスの寿命を延ばせます。
コーキングをケアする
ユニットバスの寿命を延ばすためのもう一つの要素は、コーキングの管理です。ユニットバスが設置されてから10年以上経つと、コーキング(角やパネルの接合部)の劣化やひび割れが目立つようになります。これらは水が浸入し、バスルームが腐食する原因となります。
とくに、浴槽と壁の間のコーキングはカビやすく、すべてをきれいにするのは困難です。コーキングにひび割れが見られ、またはカビ取り剤を使ってもカビが取れない場合は、コーキングの交換を考えるべきです。市販のコーキング剤を使えば、自分で交換することも可能ですが、自信がなければ専門業者に依頼することをおすすめします。
換気扇をメンテナンスする
換気扇はバスルームの湿度を管理し、カビの発生を抑えるために重要な役割を果たします。換気扇のメンテナンスは、ユニットバスの寿命を延ばすために必要な作業の一つです。
適切な換気は、カビの発生を防ぎ、バスルームを清潔に保つことにつながります。換気扇が正常に機能していることを確認し、定期的に掃除をすることが重要です。
まとめ
本記事では、ユニットバスの寿命を伸ばす方法として、毎日の掃除、カビ対策、コーキングのケア、換気扇のメンテナンスについて説明しました。これらはすべて、長く安心してバスルームを使うために重要になります。
とくに、日々の掃除は、シャンプーやボディーソープの残り泡をしっかり洗い流すことで、カビの発生を抑えるために不可欠です。また、湿度管理はカビ対策の一環として、お風呂の蓋を閉めることや、最後にお風呂を使用した後は栓を抜く習慣をつけることが大切です。
さらに、ユニットバスの劣化を防ぐためには、コーキングのケアと換気扇のメンテナンスも必要となります。これらは専門業者の力が必要な場合が多いです。
そんな時は、リフォーム専門店のグランディルがお手伝いします。豊富な経験と知識を持つプロのスタッフが、ユニットバスのメンテナンスからリフォームまでサポート可能です。グランディルでは、大手メーカーの製品も多数取り扱っています。それぞれのお客様のライフスタイルに合わせた提案を行うことが可能です。
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