2023.04.07

【目的別】窓・サッシリフォームの費用相場とは?費用を抑える3つの方法と補助金をご紹介

窓・サッシのリフォームは目的により施工方法や費用相場が大きく異なってきます。費用を安く抑えるためには、いくつかの点に注意しながら予算を決めていく必要があります。この記事では、目的別の窓・サッシの施工費用の相場や、費用を抑える3つの方法、コスト節約に活用できる補助金について紹介します。

 

窓・サッシのリフォームの費用はどう決まる?

窓・サッシのリフォーム費用は、

「数×単価+工事代」で計算されます。

単価は、窓の大きさから測定されます。

工事代は施工が加えられる窓・サッシの状況や種類・クラス、施工箇所の部品・部材の品質によって変動します。

【目的別】窓・サッシリフォームの費用相場

窓の不具合を直す場合

サッシの交換

隙間風の防止や防音を強化したい際は、交換や隙間をふさぐ工事を行います。工事費用は、もとのサッシの状態や、取り替えるサッシの材質で変化します。通常は、1~2日かかり、相場は3~5万円です。外壁を壊す必要がある場合は、工期は2日以上で、相場は30~50万ほどかかります。

窓のサイズ変更

窓のサイズ変更も、窓の不具合を直す施工方法の一つです。

施工時は、外壁を窓の大きさに調節し、直す必要があります。足場による施工が必要になるため、費用相場は25~50万円になります。工事中も外壁を固める時間があるため、1箇所当たり2~3日以上かかります。

 

窓の断熱・結露対策をする場合

窓全体の交換

断熱や結露の対策が目的の際は、窓の交換を行います。

工事方法は、新しいサッシをかぶせる「カバー工法」と、既存の窓・サッシをすべて取り除き、窓ごと交換する「はつり工法」の2つがあります。

カバー工法のケースでは、作業の内容上開口部が狭まってしまいますが、工事期間は1日で済みます。はつり工法のケースでは、窓のサイズの縮小が回避できる代わりに、場合によっては外壁を取り壊しが必要になるため、工期が2〜3日かかります。カバー工法の場合、相場は小窓が10~20万円、腰高窓が17~27万円が相場になります。

はつり工法の場合、小窓は10万円~、掃き出し窓は30~50万円が相場になります。

窓ガラスの交換

この施工方法では、ガラス部分のみを断熱などの機能を持ったガラスに交換します。

サッシ全体を取り替えるリフォームよりも規模は小さめですが、工事は当日中に済みます。ただし、サッシが老朽化していると、希望するガラスが使えなかったり、サッシ自体を交換しなければいけなくなる恐れがあるため、そうした要素も予算を組む際に考慮しましょう。相場は小窓の場合5~15万円です。

内窓の設置

この工法では、既存の窓の内側に内窓を設置し、結露を防ぎ断熱の機能を高めます。

二重窓の掃除は少し手間がかかりますが、外壁を取り壊す必要もなく施工も簡単なので、30分~2時間程度の短期間かつ安価で施工できます。

相場は、小窓が8~15万円、サイズが大きい際は15~30万になります。ただし、機能性の高いガラスを利用した場合は、費用相場は30万円前後になります。

 

窓の風通しを良くする場合

窓の増設

風通しを良くするための施工案の一つに、窓の増設があります。この施工方法では外壁の一部を取り壊す必要があり、窓の位置によっては足場を設置しなければいけなくなるため、費用も工期の規模も大きくなります。工期の期間は2日以上で、相場は10~30万円になります。ただし、足場を設置した際は、1箇所当たり50万円以上になる可能性があります。

サッシの交換

先ほど紹介したように、サッシの交換は通常1~2日の期間で終了し、相場は3~5万円になります。作業内容に外壁の取り壊し、補修が含まれる場合は、期間は2日以上で、費用は20~50万円程かかります。

網戸の取り付け・交換

網戸の取り付けは、1枚につき3~5千円程度で、機能が高い場合は2万円前後が相場になります。工事内容は簡単なため、1日程度で終了します。

 

窓の防音対策をする場合

内窓の設置

内窓の設置は、防音の対策にもなります。先ほど解説した通り、施工期間は1箇所当たり30分~2時間で、相場は小さい窓が8~15万円、大きめの窓が15~30万円かかります。

窓ガラスの交換

ガラスを防音機能の付いたものに交換する際の施工期間は1日で、費用相場は5~15万円です。

 

窓の防犯性能を高める場合

窓ガラスの交換

施工期間は1日で、相場は5~15万円です。

ただし、防犯ガラスはオーダーメイドで発注されることが多いため、商品の納品のみで1週間以上かかる恐れがあるため、工事期間は余裕を持たせて設定しましょう。

内窓の設置

内窓を設置し、二重窓にする際は、工事期間は30分~2時間程度で、相場は8~30万円前後です。

シャッター・雨戸の設置

シャッター・雨戸は窓の防犯機能を高めるだけでなく台風・豪雨などによる激しい風から家を防護してくれます。相場は、窓1箇所につき10~15万円前後で、2回以上の窓の場合はここからさらに10~20万円前後費用が追加されることがあります。工事内容は、もともとある窓の上部に枠をつけるだけなので、1日で終了します。

 

家の耐震補強をする場合

耐震補強フレームの設置

耐震補強フレームを取り付ける際は、工事期間は2日で、費用相場は100万円前後です。足場が必要な場合は費用相場に別途でコストがかかります。

窓のサイズ変更

窓のサイズの縮小は、耐震補強にの対策になる工法の一つです。

窓のサイズ変更は先ほど紹介したように、外壁の補修や足場設置の可能性もあるため、1箇所当たりの工事期間は2~3日で、費用相場は25~50万円前後になります。

窓・サッシのリフォームに関する3つの注意点

リフォーム費用の内訳を確認する

工事費用の見積もりが決まった際は、内訳を確認して工事内容を理解したり、追加で必要になる工事がないかを確認するようにしましょう。もし、これらの確認を怠ると、後から別途で料金がかかったり工事をする必要が発生する恐れがあります。

 

むやみに窓の増設やサイズ変更をしない

窓を増設したり、サイズ変更すると、換気の改善や、断熱・結露の対策が見込めます。ですが、むやみに窓を増設したり、サイズ変更をすると、使いにくくなったり開け閉めができなくなる恐れがあります。業者と相談して、窓はいくつ増設すればちょうど良いか、使いやすい位置はどこかを相談してから増設やサイズ変更に踏み切ることをおすすめします。

 

価格だけで商品を決めない

価格だけでなく、施工後のデザインが納得いく形になるかを意識しながら、商品を決めましょう。安さのみを意識して商品を決めると、窓のデザインが不具合の解消や防音対策などの目的は果たせても部屋の景色に似合わないものになってしまう恐れがあります。

 

窓・サッシのリフォーム費用を抑える3つの方法

火災保険を利用する

台風や地震などで窓が破損した場合は、自然災害による被害として火災保険を適用できる可能性があります。保険が適用できるか否かや保証金額は損壊当時の状況によって変わるため、申請サポート業者などに相談しましょう。

 

省エネリフォーム減税を利用する

省エネにつながると考えられるリフォームは、補助金制度により減税になることがあります。基本的には先着順のため、施工会社と協力し、早期の段階から準備を進めていきましょう。

 

まとめてリフォームする

リフォームはまとめて一度にやった方が、安く抑えることができることがあります。例えば、2度作業員を呼ぶ手間がなくなりますしセット割引できる可能性があります。水回りや外壁など、窓とは別で施工したい箇所がある際は、ぜひ施工会社に相談してみてください。

 

【2023年最新】窓・サッシのリフォームで活用できる補助金

現在、経済産業省事業と環境省事業は窓の高断熱化を既存の住宅で広げるという目標のため、「先進的窓リノベ事業」を行っています。

この事業では、断熱性の高い窓の施工が行われた際、その費用の半分相当を定額保証されます。上限額は一戸辺り200万円です。水回りの施工と合わせて行うと、こどもエコすまい支援事業による補助金を合わせて得ることができますので、お得にリフォームしたい方は、お早めにご相談ください。

 

まとめ

以上が、目的別の窓・サッシリフォームの相場の紹介になります。目的により窓・サッシの施工方法は大きく変わってきます。そのため、工事内容や出来栄えの確認、窓の増設・サイズ変更が適切かを見極めることがリフォームの成功に大きくかかわってきます。保険や補助金、他の箇所と併せて施工するプランを立てるの方法を組み合わせて安価で納得できるリフォームを行いましょう。

弊社は現地調査・見積もりを無料で行うだけでなく、直接施工による安価で素早いリフォームを可能にしております。まとめた施工による割引も実施しているため、一気に住宅のリフォームを安価で済ませられます。この記事を読んで相談したい事柄がある方はぜひお問い合わせください。

 

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