2022.12.07
お風呂の交換時期はいつ?目安の時期やお風呂を交換すべき6つのサインを解説!
神奈川県相模原市でリフォームおよびリノベーション工事を請け負っている株式会社グランディルです。
家の中でも水回りは劣化や消耗が激しいところです。特にお風呂は、日々の入浴で水分や湿度などが常に室内に残っているので、他の水回りよりも過酷な状況に置かれています。
そこで今回のコラムでは、お風呂の交換時期の目安や交換すべきサインなどについて詳しく解説していきます。
お風呂を交換する目安の時期はいつ?
交換時期の目安
お風呂の寿命は10年〜15年と言われています。使用頻度や使用方法にもよりますが、お風呂で使用されている建材や設備の寿命が10年〜15年であることが多いので、経年劣化が顕著にあらわれてくる時期という意味でもこのくらいが目安とされています。
目安の時期以外でお風呂を交換するケースもある
10年〜15年という目安がありますが、交換時期の目安に関係なく、お風呂を交換した方が良いケースもあります。
例えば、既存のお風呂がユニットバスではなく在来風呂の場合、タイル張りの床だと寒いので、ユニットバスに変えたいという需要は多くあります。浴室の寒さは、年配の方にはヒートショックなどのリスクもあるので、浴室の寿命に関係なく寒さ対策は必須といえます。
また、漏水していて浴室まわりの躯体が腐っていることもあり、シロアリの発生や構造体の耐震性などを心配して交換する方もいます。
ユニットバスの場合は躯体の劣化等よりも、使い勝手をよくするために最新の機能に変えたいという需要が多いです。例えば、追い焚き機能はガス代が高くなるなどの理由で、浴槽の性能をあげるためにリフォームするという需要もあります。最近は追い焚きの必要がない高い保温性を保つ浴槽なども出てきているので、浴槽を変えることにより節約効果と省エネ対策にもなります。
お風呂の交換時期を見極める6つのサイン
コーキングの劣化
浴室の壁と壁、壁と浴槽を繋げるコーキング材が劣化していたら、交換を考えてもよいかもしれません。コーキング材が劣化していると隙間から浸水し、構造体を侵食するので家本体の耐震性が下がります。
取れないカビがある
取れないカビがあることも要注意です。カビは長時間水が付着していることによって発生しますが、カビてしまうほど日常的に水分が付着していたということは、躯体にも侵食している可能性が高いです。内部の状況を点検した上で交換を検討してみましょう。
排水口が臭う
排水口が臭うのは、排水トラップや排水管の劣化が原因だと考えられます。排水トラップや排水管などの交換は、本体をどかさないとできないので、本体の交換も同時に行うことが手間もコストも安くつきます。
浴槽・床・壁のひび割れ
浴槽・床・壁のひび割れは、それぞれの素材の寿命と考えてもよいかもしれません。浴室内部は毎日の使用で思ったよりも消耗しているので、10年以上使用していて随所にひび割れが出ている場合は交換を検討しましょう。
ドアの建てつけが悪い
ドアの建てつけが悪いということは、浴室まわりか家全体が傾いているのかもしれません。小さな地震の積み重ね、あるいは地盤沈下などにより傾いている可能性があるので、浴室だけの問題としてではなく、家全体の問題と考えて専門業者に傾きを診断してもらいましょう。
換気扇が効かない
換気扇の効きが悪いと、浴室内の湿気が抜けずに、カビが発生しやすい環境になってしまいます。換気扇をなおして解決する場合もありますが、換気扇そのものの寿命ということもあるので、その場合は浴槽も含め浴室全体を一緒にリフォームすることを考えてもよいでしょう。
交換時期を迎えたお風呂を放置してはいけない理由
交換時期を迎えたお風呂を放置しておくことは、リスクそのものです。まず、不具合や劣化をそのままにしておくと状態が悪化するだけなので修理費用が高くなります。あまりにも劣化が進行していると基礎部分から工事をすることになるので、かなりの高額になります。次に不具合や劣化の進行により工事が大掛かりになればなるほど修理期間が長くなり、ご自宅のお風呂を使えない期間が長くなります。近所の銭湯を利用するにしても、冬は寒さなどもあり行き帰りがストレスになってしまうので、「そろそろ交換が必要かも」と思ったら、早急にプロの業者に相談して修理か交換を考えましょう。
お風呂交換にかかる費用・工事期間とは
お風呂の交換にかかる費用
在来風呂からユニットバスへ変更する場合は、ユニットバスからユニットバスへ交換するよりも多く費用がかかります。まず解体費用と撤去費用がかかります。タイル風呂の解体は、床、壁、天井、浴室などすべてを手作業で行われるので、その分の工期と人工代がかかってきます。そして解体時に出る産業廃棄物の撤去にも費用がかかります。これらをふまえて、費用相場は以下になります。
在来風呂からユニットバスへ変更 100万円からが目安です
ユニットバスからユニットバスへ交換 50万円からが目安となります
浴槽のみ交換 本体価格と工事費用で10万円からが目安です
お風呂の交換にかかる工事期間
在来風呂からユニットバスへ変更 4日間~7日間が目安です
ユニットバスからユニットバスへ交換 2日間~3日間が目安です
浴槽のみ交換 1日で終わることがほとんどです
お風呂の交換リフォームで抑えるべき4つのポイント
信頼できる業者を選ぶ
水回りのリフォーム業者とは長期的な付き合いになる可能性があるので、技術力だけではなく対応力がある信頼できる業者を選ぶようにしましょう。特に浴室は施工後に不具合が起こることもあるので、早急な対応とアフターフォローがしっかりしている業者を選びましょう。
相見積もりを取る
同じ工事内容であっても、業者ごとに金額が違うので、必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。材料や設備のグレードの違いや、人工(にんく)代の違いなど、金額の違いにも様々な理由があるので、安い/高いだけで選ばずに工事内容と内訳も確認してから依頼先を慎重に決めましょう。
使える助成金・補助金がないか確認する
リフォームの目的によっては国や地方自治体から助成金や補助金がもらえる場合があります。一例として「介護リフォーム」や「省エネリフォーム」などがあり、介護リフォームは、手すりの取り付けや段差の解消、省エネリフォームは、太陽光発電や家庭用燃料などに補助金が支給されます。他にも自治体ごとに独自の助成金・補助金がある場合もあるので、お住まいの自治体に問い合わせて確認してみましょう。
マンションでのお風呂交換は規約を確認する
お住まいがマンションの場合は、所有物件であっても管理規約などで工事内容が制限されていることもあります。特に水回りのリフォームでは、配管工事など全体に影響を及ぼす工事も発生するので、施工を誤ってしまうと水漏れが発生し、階下や近隣の住戸に支障をきたしてしまう恐れがあります。工事内容の可否の確認も含めて、工事前には管理人に相談してきちんと許可をとってから工事を依頼しましょう。
お風呂の交換時期を延ばす3つのコツ
こまめにお風呂掃除をする
日々のこまめな清掃こそ、最高のメンテナンスです。毎日の清掃でカビの発生を防ぐだけではなく、運転機能や設備の状態も確認もできるので、不具合や劣化の早期対策ができます。
湿気対策をする
浴室の湿気対策をすることでカビの発生を抑えて、浴室の劣化を遅らせることができます。日常的な換気はもちろんですが、使用後も湯をはったままにしたり、お湯張りの際に蓋を閉めなかったりすると浴室内に湿気がこもりカビが発生しやすくなります。防災対策としてお湯をはったままにしておくことが推奨されていますが、その際はドアや窓を開け放すなどして換気を十分に行いましょう。
コーキングをメンテナンスする
コーキングの打ち直しをこまめにやることで、お風呂の交換時期を延ばすことができます。コーキング材はホームセンターなどでも売っているので、DIYで自分でもやることができますが、できれば専門業者にお願いすることをおすすめします。
まとめ
毎日使うお風呂は、少しでも不具合があったら心配になりますよね。毎日のお手入れで常にベストな状態を保つ努力も大切ですが、水回りは消耗品なので交換時期がきたら思い切って交換することも選択肢の一つです。
私たちグランディルは水回りのリフォーム工事を得意とするリフォーム専門会社であり、経験豊富な弊社スタッフが設計から施工までワンストップで行うので、工期や費用を抑えて浴室のリフォームをすることが可能です。リフォームするべきかどうか迷っている方やリフォームのイメージがまだ固まっていない方も、ぜひお気軽にご相談ください。弊社の専門スタッフがお客様のご希望をヒアリングし、最適なリフォームを提案いたします。