2026.10.23

水回りリフォーム3点セットの費用はいくら?組み合わせ別の相場と内訳

水回りリフォーム3点セットの費用は、浴室・トイレ・洗面所の組み合わせで100万〜250万円、キッチン・浴室・トイレの組み合わせで150万〜350万円程度が相場です。 キッチンを含むかどうかで、総額は50万円以上変わります。

チラシやウェブで「3点セット〇〇万円」という価格を見かけても、自分の家ではいくらになるのかは分かりにくいものです。どの3か所を選ぶのか、設備のグレードをどうするのか、解体してみたら追加工事が必要だった、ということも起こります。

価格を読み解く手がかりは、組み合わせごとの相場と、見積書に並ぶ費用の中身です。相場より高くなる理由や総額を抑える方法まで知っておけば、セット価格に何が含まれ、何が含まれないのかを見落とさずに済み、複数社の見積もりも同じ物差しで比べられます。

水回りリフォーム3点セットの費用相場

総額はグレードでおおむね決まる

3点セットの総額を左右するもっとも大きな要素は、設備本体のグレードです。同じ組み合わせでも、普及価格帯でそろえるか上位機種を選ぶかで、100万円近い差がつきます。

グレード 浴室・トイレ・洗面所 キッチン・浴室・トイレ
普及価格帯 100万〜130万円前後 150万〜190万円前後
標準 130万〜180万円前後 190万〜260万円前後
上位機種 180万〜250万円前後 260万〜350万円前後

数字は一軒家・マンションともに、既存と同じ位置で入れ替える場合の目安です。設備の移動や間取りの変更を伴うと、これを上回ります。

単品で頼んだ場合の合計との差

標準的なグレードで単品ずつ依頼した場合の目安は、キッチンが70万〜150万円、ユニットバスが60万〜150万円、トイレが20万〜50万円、洗面化粧台が15万〜45万円ほどです。

3点セットは、この合計よりも割安に設定されるのが一般的です。職人の出張費や現場管理費、廃材の運搬費が一回分で済み、設備をまとめて仕入れられるためです。リフォーム会社によっては、対象機種を絞って工事費込みの価格を打ち出したパック商品も用意しています。

一軒家とマンションで違いはあるか

設備本体の価格は、一軒家でもマンションでも変わりません。差が出るのは工事費のほうです。

マンションでは、浴室の床下に配管を通す空間が限られていたり、梁の位置でユニットバスのサイズが制約されたりするため、選べる機種や工事の方法に条件がつくことがあります。管理規約で工事の時間帯や搬入経路が決められている場合もあります。一軒家は自由度が高い反面、床下の配管や浴室の土台まで自己負担で直すことになるので、築年数の古い家ほど追加費用の幅を広めに見ておくと安心です。

組み合わせ別の費用と特徴

キッチン・浴室・トイレ

もっとも金額が大きくなる組み合わせで、相場は150万〜350万円程度です。キッチンとユニットバスはどちらも本体価格が高く、工事日数も4〜7日ずつかかるため、総額を押し上げます。

毎日使う設備ばかりなので、満足度の上がりやすい組み合わせでもあります。キッチンの本体はI型の壁付けか対面式か、食洗機を組み込むかどうかで数十万円単位の差が出るので、ここで予算を調整する方が多くなります。

浴室・トイレ・洗面所

相場は100万〜250万円程度で、キッチンを含む場合より手が届きやすい組み合わせです。浴室・洗面所・トイレは隣り合っていることが多く、給排水工事や内装をまとめて行える利点があります。

洗面所の床や壁紙を張り替えるなら、浴室の入口まわりと同時に仕上げられるので、見た目のつながりもきれいに整います。キッチンはまだ使えるが、水まわりの寒さや汚れが気になるという家庭に向いた選び方です。

キッチン・浴室・洗面所とその他の組み合わせ

キッチン・浴室・洗面所は150万〜350万円程度、キッチン・トイレ・洗面所は100万〜250万円程度がめやすです。浴室を外す組み合わせは、その分だけ総額も工期も抑えられます。

組み合わせ 費用相場 工期のめやす
キッチン・浴室・トイレ 150万〜350万円 1〜3週間
キッチン・浴室・洗面所 150万〜350万円 1〜3週間
浴室・トイレ・洗面所 100万〜250万円 1〜2週間
キッチン・トイレ・洗面所 100万〜250万円 1〜2週間

どの3点を選ぶかは、設備の設置時期と傷み具合で決めるのが基本です。設置から15〜20年が過ぎた設備を優先し、比較的新しいものは次の機会に回すと、無駄な出費を避けられます。

3点セットの費用の内訳

設備本体の費用

総額のおよそ5〜6割を占めるのが設備本体の費用です。カタログには定価が載っていますが、実際には一定の割引が適用されるのが一般的で、その割合は会社によって異なります。

見積書には、品番と定価、割引後の金額がそれぞれ書かれているのが望ましい形です。品番が書かれていれば、同じ設備で他社と価格を比べられます。

工事費(解体・設置・給排水・電気・内装)

工事費は総額の2.5〜3.5割ほどが目安です。既存設備の解体と撤去、新しい設備の設置、給水管と排水管の接続、照明や換気扇の電気工事、床や壁紙の張り替えが含まれます。

浴室の場合は、ユニットバスを組み立てるための下地づくりや、出入口の段差調整もここに入ります。内装をどこまで含めるかで金額が変わるため、床と壁紙の範囲を事前に決めておくと見積もりがぶれません。

処分費と諸経費

外した設備や解体材を処分する費用が総額の数%、現場管理費や運搬費、駐車場代などの諸経費が1割前後かかります。諸経費とは、工事全体を管理・運営するための費用のことで、個々の作業には分解されません。

この部分が「一式」とだけ書かれていると、何にいくらかかっているのかが見えません。項目ごとの内訳を求めると、会社ごとの違いがはっきりします。

見積もりの内訳の一例

浴室・トイレ・洗面所を標準グレードで入れ替え、総額がおよそ150万円になった場合の内訳を、配分の目安から試算すると次のようになります。

項目 金額の一例 総額に占める割合
設備本体(3点分) 約82万円 5〜6割
工事費(解体・設置・給排水・電気・内装) 約45万円 3割前後
処分費 約6万円 数%
諸経費 約17万円 1割前後

実際の配分は会社や現場の条件で変わりますが、手元の見積もりがこの比率から大きく外れているなら、どこに費用が寄っているのかを質問してみる価値があります。

相場より高くなるケース

在来浴室からユニットバスへの変更

タイル張りで現場ごとに仕上げた浴室を在来浴室と呼びます。これをユニットバスに替える場合、コンクリートや下地の解体に手間がかかり、ユニットバス同士の入れ替えより20万〜30万円ほど高くなることがあります。

古い一軒家では、目地のひび割れから水がしみ込み、土台や柱が傷んでいる例もあります。解体後に補修が必要になると追加費用が発生するため、見積もりの時点で補修単価を確認しておくと慌てずに済みます。

設備の位置移動と配管の更新

キッチンを壁付けから対面式に変える、トイレの位置をずらすといった移動を伴う工事では、給排水管と電気配線の延長が必要になります。排水は勾配をつけて流すため、距離によっては床を上げる工事も加わります。

築年数の古い家では、床下の配管自体が傷んでいて更新を勧められることもあります。移動や更新の範囲によって、数万円から数十万円の加算が見込まれます。

オプションの追加

食洗機、浴室暖房乾燥機、自動洗浄機能つきのトイレ、三面鏡の洗面台など、オプションを重ねるほど総額は上がります。浴室暖房乾燥機とは、浴室の天井に取り付けて暖房・換気・衣類乾燥をこなす設備のことです。

ひとつひとつは数万〜十数万円でも、3か所で積み上がると思った以上の額になります。毎日使う機能かどうかで取捨選択するのが、予算内に収めるこつです。

3点セットの費用を抑える方法

パック商品と自由設計を使い分ける

工事費込みのパック商品は、対象機種を絞る代わりに価格を抑えています。こだわりの少ない設備はパックで、キッチンなど譲れない設備だけ個別に選ぶという組み合わせ方もできます。

ただし、パックの価格に含まれない工事もあります。既存設備の処分費、内装の張り替え、配管の延長、在来浴室の解体などが別料金になっていないかを先に洗い出してから比べてください。

グレードに強弱をつける

3か所すべてを同じグレードにそろえる必要はありません。毎日長時間使うキッチンや浴室にはしっかり予算をかけ、使う時間の短いトイレや洗面台は標準的な仕様に抑えると、満足度を保ったまま総額を下げられます。

一段下のシリーズでも、清掃性や節水性能といった基本の機能は十分な水準にあるものが多くなっています。ショールームで実物を見比べてから判断すると納得しやすいでしょう。

補助金と介護保険を確認する

国の補助制度では、節水型トイレや高断熱浴槽、節湯水栓などが補助の対象になっています。2026年はみらいエコ住宅2026事業が実施されていますが、断熱改修などとの組み合わせが条件で、申請は登録を受けたリフォーム会社を通じて行います。予算に達すると受付が終わるため、早めの相談が欠かせません。

要介護・要支援の認定を受けた家族がいる場合は、介護保険の住宅改修費として、手すりの設置や段差の解消などに上限20万円までの支給を受けられます。自治体独自の助成制度がある地域もあるので、お住まいの市区町村の窓口でも確認してみてください。

相見積もりで内訳を比べる

同じ工事内容でも、会社によって数万円から数十万円の差が出ることがあります。2〜3社から見積もりを取り、総額だけでなく本体の割引率や工事費の内訳を並べて比べると、価格差の理由が見えてきます。

安さだけで選ぶと、追加工事の扱いや施工後の保証が手薄な場合もあります。解体後に補修が必要になったときの対応と、施工部分の保証期間もあわせて確認しておきましょう。

まとめ

水回りリフォーム3点セットの費用は、キッチンを含むかどうかで大きく分かれ、浴室・トイレ・洗面所なら100万〜250万円、キッチン・浴室・トイレなら150万〜350万円程度が目安です。総額の半分以上は設備本体が占めるため、どこにグレードをかけるかの判断がそのまま予算に跳ね返ります。

見積もりを受け取ったら、本体と工事費、処分費、諸経費が分かれているか、パック価格に含まれない工事がないかを確かめてください。在来浴室の解体や配管の更新が入る家では、追加費用の扱いを契約前に決めておくことが大切です。

まずは交換したい3か所と、それぞれの設置時期を書き出してみてください。そこから優先順位とかけたい予算が見えてきます。

水回りのリフォームをご検討中の方へ

グランディルは、神奈川県と東京都を対応エリアとして、キッチン、浴室、トイレ、洗面所といった水回りから、内装、外装まで手がけているリフォーム専門店です。戸建住宅やマンション、店舗の施工に携わってきました。

水回りをまとめたパックもご用意していますので、3点をまとめる場合と単品で交換する場合の比較もご案内できます。どの設備を組み合わせるべきか、どこに予算をかけるべきかといったご相談にも、現地で設備や配管の状態を拝見したうえでお応えします。

見積もりの内訳について分からない点があれば、それだけのご質問でも構いません。お気軽にお問い合わせください。

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