2023.06.30
ユニットバスの補修はdiyでできる?補修方法と注意点を徹底解説!
ユニットバスの補修に関して、多くの人が抱える疑問や悩みがありますよね。例えば、ユニットバスの傷やひび割れ、カビの発生など、気になる問題が生じた場合、一体どう対処すれば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、この記事では「ユニットバスの補修はdiyでできるのか?」という疑問にお答えし、補修方法と注意点を徹底的に解説します。
自分で補修できれば、専門業者に頼む必要もなく、コストを抑えることができます。さらに、正しい補修方法を知ることで、ユニットバスの寿命を延ばし、快適なバスタイムを維持することができます。
この記事を読んで、ユニットバスのdiy補修に関する知識を深めましょう。
ユニットバスの補修はdiyでできる?
ユニットバスは、自分でdiyできる箇所とできない箇所があります。
diyできる部分を自分で行い、それ以外の部分はプロに任せることで、ユニットバスの全体的な補修を効率良く進めることができます。
diyでできる補修
パネル・シートの重ね貼り
ユニットバスのパネルやシートに傷や汚れがある場合、diyで補修することが可能です。
パネルやシートの重ね貼りは比較的簡単な作業であり、専門知識を必要としません。傷や汚れを隠すだけでなく、新しいデザインや色に変えることもできます。diyで補修を行うことで、ユニットバスの見た目をリフレッシュし、新品同様の美しさを取り戻すことができます。
浴槽と壁の間のシール交換
ユニットバスの浴槽と壁の間にあるシールは、経年劣化やカビなどで劣化することがあります。このような場合、diyでシールの交換を行うことができます。
交換する際には専用のシールを選び、古いシールを丁寧に取り除きます。新しいシールを正確に貼ることで、浴槽と壁の間の防水性を保ち、清潔な状態を維持することができます。
各パーツの交換
ユニットバスの各パーツには、排水栓やシャワーヘッドなどがあります。これらのパーツが故障した場合でも、diyで交換することができます。
各パーツの交換方法は取扱説明書やオンラインの情報を参考にすることで、比較的簡単に行えます。故障したパーツをdiyで交換することで、ユニットバスの機能を正常に戻し、快適なバスタイムを取り戻すことができます。
diyでできない補修
壁・床の交換
ユニットバスの壁や床が傷んだ場合、diyでの交換は難しいです。
というのも、ユニットバスは壁・床が浴室全体と一体化しているためです。床や壁だけ交換することは想定されておらず、基本的にはユニットバス全体を入れ替えることになります。
浴槽の交換
ユニットバスの浴槽が破損や劣化してしまった場合、diyでの交換は困難です。
浴槽も床と一体化していることが多く、基本的には浴槽のみの交換もできません。
ただし、据え置き型の浴槽であれば浴槽のみの交換は可能です。
diyできるが資格が必要な補修
ユニットバス全体の入れ替え
ユニットバス全体を入れ替える補修には、diyで行える部分もありますが、一部には資格や専門的な知識が必要な場合もあります。
例えば、配管の接続や電気設備の取り扱いなどは、専門的な技術と知識が求められます。これらの作業は安全面や施工品質の確保のため、専門業者に依頼することが推奨されます。
ユニットバスをdiyで補修する方法
ユニットバスをdiyで補修する方法を、部位ごとに解説していきます。
ユニットバスのdiy①:壁パネルの重ね張り
必要なもの
- カッター
- ハサミ
- モンキーレンチ
- 長いものさし
- コンパスカッター
- コーキング剤
- コーキングガン
diy補修の手順
ユニットバスの壁パネルは、日常の使用や経年劣化により傷や汚れが目立つことがあります。そこで、自分で手軽に補修する方法をご紹介します。
1 パネル補修を始める前に、まずは壁の汚れやカビを丁寧に除去しましょう。これにより、施工後にカビが増殖するリスクを軽減します。
2 壁に取り付けられている鏡や水栓、タオルハンガーなどのアクセサリーは一時的に外しましょう。
3 メス型の見切と入隅を使って、バスパネルと壁の隙間を接着します。バスパネルを購入した際には、これらの施工部材が付属しています。
4 パネルを貼り付ける面積のサイズを正確に計測しましょう。全体を貼る場合は型紙を使用することをおすすめします。また、換気扇や水栓の位置も忘れずに型紙でマーキングしましょう。
5 パネルを壁のサイズに合わせてカッターで切断します。特に配管部分を円形にカットする場合にはコンパスカッターが便利です。
6 バスパネルを壁に貼り付けます。注意しながら隙間ができないように、ボンドや粘着シートを使用してしっかりと貼り付けましょう。
7 オス型の見切や入隅を取り付けます。これらを3で接着したメス型の部分に合わせるように取り付けることで、バスパネルの仕上がりをより美しく整えます。
8 パネルの接着剤が固まる前にジョイントを取り付けます。ジョイントは、自分で加工したパネル同士の間に使用する施工部材です。
9 水栓や照明などのアクセサリーを取り付けます。
10 最後に隙間部分をしっかりとコーキングして仕上げましょう。これにより、バスパネルの隙間からの水の浸入を防ぐことができます。
以上の手順に従って、ユニットバスの壁パネルのdiy補修を行うことができます。
ユニットバスのdiy②:床シートの重ね張り
必要なもの
- ハサミ
- カッター
- コーキングガン
- コンパスカッター
- ジョイントローラー
diy補修の手順
ユニットバスの床シートは、経年劣化や傷などで見た目に損傷が生じることがあります。そんな時には、簡単なdiy補修で床シートを新しく張り替えることができます。以下、具体的な手順をご紹介します。
1 まずは浴室の床のサイズを正確に計測しましょう。これにより、必要な床シートの大きさを把握することができます。
2 床を丁寧に清掃しましょう。石けんカスや皮脂汚れ、カビなどをしっかりと落とすことがポイントです。
3 シートを大きめのサイズにカットしましょう。足りないと付け足すことができないため、余裕をもってカットすることが重要です。
4 床に広げたシートを床の形に合わせて切ります。床の形状に合わせて正確に切断しましょう。
5 排水口用の穴を切り取ります。事前にコンパスカッターを使って排水口の半径を測っておくと便利です。
6 排水口にマスキングテープを貼ります。シートを貼る際に、マスキングテープで排水口を保護することで作業がスムーズに進みます。
7 床に接着剤を塗ります。裏面に接着剤が付いているシートを使用する場合はこの工程は不要です。
8 シートを床に貼り付けます。ジョイントローラーを使ってしっかりと圧着しましょう。ジョイントローラーがない場合は、角材にタオルを巻いて代用することもできます。
9 排水口部分や壁との隙間をシリコンコーキングしましょう。隙間から水が侵入することを防ぐため、丁寧にコーキングを行い、防水施工を徹底しましょう。
以上の手順に従って、ユニットバスの床シートの重ね張りを行うことで、美しい仕上がりと耐久性を取り戻すことができます。
ユニットバスのdiy③:浴槽と壁の間のシール交換
必要なもの
- シリコン系充てん剤
- カッター
- マスキングテープ
- ヘラ
diy補修の手順
ユニットバスの浴槽と壁の間のシールは、古くなったり劣化したりすることがあります。そんな時、diyで簡単に交換することができます。以下、具体的な手順を分かりやすく解説します。
1 まずは古いシールを剥がしましょう。引っ張ってはがせる部分はそっと剥がし、しっかりついている部分はカッターで切れ目を入れて剥がします。残ったシールは割りばしや他の細い道具を使って丁寧にこそぎ落としましょう。
2 次に、浴槽と壁の間をよく洗い、乾かします。急ぐ場合はドライヤーを使うと便利です。仕上げをきれいにするために、シールする部分の両側にマスキングテープを貼ります。これにより、シールがきれいに仕上がります。
3 チューブ入りのシリコン系充填剤(例:バスコークやバスボンド)を使用します。シール部分の幅に合わせてシリコン系充填剤のノズルの先を斜めに切り落とします。そして、付属の絞り金具をチューブの後に差し込み、ノズルの先をシールするすき間にあてながら、絞りながら埋めていきます。多少盛り上がるぐらいに埋めることがポイントです。
3 最後に、水をつけた付属のヘラか指でシールをならし、押さえるように馴染ませます。ならし終わったら、シリコン系充填剤が固まる前にマスキングテープを丁寧にはずしましょう。
以上が、ユニットバスの浴槽と壁の間のシール交換のdiy方法です。注意点を守りながら、スムーズに作業を進めましょう。
ユニットバスのdiy④:ドアの交換
必要なもの
壊れた浴室ドアと同じ型番のドア
diy補修の手順
ユニットバスのドアを交換する方法を詳しく解説します。以下の手順に従って作業を進めましょう。
1 まずは、壊れた浴室ドアと同じ型番の新しいドアを購入します。同じ型番のドアを選ぶことで、取り付けがスムーズに行えます。
2 壊れた浴室ドアを取り外します。ドアのヒンジを外し、古いドアを取り外します。慎重に作業し、ドアを傷つけないように注意しましょう。
3 ドア枠の汚れを除去します。汚れや古いシーリングをきれいに取り除き、新しいドアを取り付ける準備を整えます。
4 取り付けの際には、新しい浴室ドアの説明書に沿って作業を進めます。指示通りにヒンジを取り付け、ドアを正しく調整します。きちんとドアが閉まるか確認しましょう。
5 交換した古い浴室ドアは廃棄処分します。
以上が、ユニットバスのドアの交換方法です。ドアノブやゴムパッキンの修理・交換もdiyで行えますが、ドア枠ごと交換する場合は専門業者に依頼する必要があります。
ユニットバスのdiy⑤:シャワーヘッド
必要なもの
特になし
diy補修の手順
ユニットバスのシャワーヘッドは、クルクルと回すと外れる便利な構造になっています。ですので、交換作業はとても簡単です。以下に具体的な手順を説明します。
まずは古いシャワーヘッドを外しましょう。クルクルと回して外れます。外したら、新しいシャワーヘッドを取り付けるだけで交換作業は完了です。
新しいシャワーヘッドを用意する際は、既存のホースのメーカーを確認し、対応するものを購入しましょう。シャワーヘッドのメーカーは、ホースとの継ぎ目や止水板の脇、蛇口水栓のハンドルの脇などに記載されています。正しいメーカーと互換性のあるシャワーヘッドを選ぶことで、取り付け時に問題が生じることを避けることができます。
以上が、ユニットバスのシャワーヘッドの交換方法です。とても簡単で手間もかからないので、DIYでも問題なく行えます。
ユニットバスのdiy⑥:鏡の交換
必要なもの
- カッター
- マイナスドライバー
- ハサミ
- ミラーマット
- 新しい鏡
- PPバンド(もしくはピアノ線)
diy補修の手順
ユニットバスの鏡を交換する方法を詳しく解説します。以下の手順に従って作業を進めましょう。
1 まずは、既存の鏡を取り付けている金具を調整します。マイナスドライバーなどを使って、金具を少しずつ上にずらします。
2 次に、鏡を壁から外します。鏡の裏側にピアノ線やPPバンドを通し、壁と鏡を接着しているミラーマットやミラーボンドを切断します。
3 鏡を外した後、壁に残っているミラーマットやミラーボンドをカッターなどを使用して取り除きます。きれいに剥がれるように丁寧に作業しましょう。
4 新しい鏡を取り付けます。まず、ミラーマット(接着剤)を適切な位置に貼り付けます。その後、鏡を取り付けて固定します。
以上が、ユニットバスの鏡の交換方法です。作業は簡単ですが、丁寧に行うことが重要です。
ユニットバスをdiyで補修する際の注意点
ユニットバスをdiyで補修する際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
古いユニットバスはいきなりdiyしない
ユニットバスをdiyで補修する際には、古いユニットバスに注意が必要です。
特に15年〜20年以上使用しているユニットバスでは、表層の補修だけでなく、配管のメンテナンスや壁の下地補修なども必要な場合があります。古いユニットバスの状態をしっかりと確認し、必要な補修範囲を見極めましょう。場合によっては、専門家のアドバイスや業者への依頼が必要になることもあります。
水気対策を徹底する
ユニットバスのDIY補修において、水気対策は非常に重要です。
水漏れやカビの発生を防ぐために、シーリングや防水シートを適切に取り付けましょう。また、補修箇所の乾燥時間や使用可能な期間にも注意し、水気に強い素材や防カビ効果のある材料を選ぶことも効果的です。
補修作業の際には、しっかりと水気対策を徹底し、バスルームの長期的な耐久性を確保しましょう。
配線工事には資格が必須
ユニットバスの補修作業において配線工事を行う場合は、法律上、電気工事士の資格が必要です。配線工事は電気の専門知識と技術を要するため、素人が行うことは危険です。誤った配線工事は火災や感電のリスクを引き起こす可能性がありますので、絶対に自己判断で行わないでください。
配線工事が必要な場合は、必ず電気工事士に依頼しましょう。安全性を確保するためにも、適切な資格を持った専門家の手を借りることが重要です。
まとめ
今回の記事では、ユニットバスの補修をdiyで行う手順や注意点について解説してきました。
ユニットバスの補修はdiyでできる部分とできない部分があるため、注意が必要です。また少しでも迷った時は、diyを行う前に専門業者に相談したほうがいいでしょう。
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