2023.02.09
リフォームで風呂の移動はできる?費用相場や安く行う方法を解説!
リフォームで風呂を移動させたいと思ったことはありませんか?風呂の移動は可能なケースと不可能なケースがあり注意が必要です。また、移動できてもいくつか注意しなければいけないこともあります。今回の記事では、風呂の移動ができるかのポイントや注意点、費用などについて詳しくご紹介します。
リフォームで風呂の移動はできる?
結論から申し上げますと、基本的にリフォームで風呂の移動はできますが例外もあります。同じフロアでの移動や別の階への移動などは、例外を除いたケースでは可能です。
では、例外とはどのような場合でしょうか。例えば戸建てでは移動させる距離と、それにより配管を配置できるかによって移動できるかが決まります。そのため100%移動できるわけではありません。特に戸建てのユニットバスは基礎の下に配管を配置していることが多いので移動させる際に大がかりな工事になったり、新たに基礎に配管を通すための穴を開けなければいけなかったりします。基礎に穴を開ける工事は耐久性に影響しますので、余程のことがない限りは穴を開けないことをおすすめしています。ただし、代替案として床のレベルを上げて床下に配管を通す方法があります。
風呂の移動リフォームの工事内容
給排水管の移設・延長
風呂の場所を移動する場合は、給排水管を移設したり延長したりする工事を行います。給水管は基本的に床下に配管されますが、風呂の移動距離が長ければ長いほど、広い範囲の工事が必要なので費用も高くなります。また、排水管は水の流れのために勾配が必要なので床下にはある程度のスペースがなければいけません。
ガス管の移設
風呂ではお湯を沸かす必要があるので、ガスの配管の移設も必要です。給排水管と同様に、床下や壁の中に配置されていることが多いので、移動距離が長いほど工事も大規模になります。
電気配線
コンセントや照明のために電気配線の工事も行う必要があります。配線計画を立てた後に内装を整え、コンセントやスイッチを埋め込みます。
換気扇の設置
風呂に設置する換気扇の工事も行う必要があります。換気扇のサイズや位置を決めて必要に応じてダクト工事も行います。
浴槽の撤去・設置
既存の浴槽の撤去と、新しい浴槽の設置を行います。風呂の位置を変える場合は、下地調整を丁寧に行うことも大切です。また、浴槽によっては水が流れやすいように勾配をつけることもあります。
風呂の移動リフォームにかかる費用の相場・工事期間
風呂の移動リフォームにかかる費用の相場は72〜250万円程度です。工事期間としては、規模にもよりますが2週間から1か月程を見込んでおくと良いでしょう。浴室を移動させるには、給排水管の移動や床のリフォーム等も同時に行わなければいけませんので、高額かつ長期的になる傾向があります。
風呂の移動リフォームが高額になるケース
風呂を移動する際には、位置によっては床のレベルを上げなければいけないことがあります。その場合は、床のレベルを変えなくても良い工事よりも費用が高額になります。また、風呂の移動の位置は専門家に現場調査してもらってから決めることをおすすめします。キッチンを動かさないといけないなど、他の設備にも影響してくることがあるためです。
また、マンションの場合は基本的に配管スペースを用意してそこに水回りを集めていることが多いです。そのため、動かす場合は床のレベルを上げる必要があります。移動させる距離が長くなるほど床を上げる範囲が広くなります。基本的には、フルリフォームなど床から全部作り直す時以外はあまりおすすめしないことが多いです。
風呂の移動リフォームを安く行う方法
ユニットバスを選ぶ
ユニットバスタイプは全体的に価格が安めなのでおすすめです。風呂は在来工法とユニットバスの2種類に分けられます。在来工法とは防水加工を行って浴室内をアスファルトやタイルで施工する方法で、ユニットバスよりも自由でこだわりのある風呂を作ることができます。ユニットバスは工場で予め浴室内の天井や床、バスタブをセットで作るので、安い費用で工事できるのです。
移動距離を短くする
移動させる際の水回りの位置によりますが、動かす範囲が少なければ少ないほど、コストを安く抑えることができます。移動する距離が多いとその分給排水管や電気回線の工事が大がかりになるためです。
相見積もりを取る
相見積もりとは、複数業者に見積もりを出してもらうことです。相見積もりを取ることで極端に高かったり極端に安かったりする信頼できない業者を避けることができます。また、内訳が詳細に記載されているか、納得できる内容かなどもチェックしましょう。分からないことがあれば質問してみることも大切です。もし、質問に対する受け答えの対応が悪ければ、他の業者を選びましょう。
風呂の移動リフォームに関する注意点
排水管の勾配が不足していると大がかりな工事になる
風呂を移動させる際には給排水管の勾配に要注意です。もし、勾配が不足している場合は大がかりな工事になってしまう可能性があります。勾配をつけるには二重床にすることが必要です。この工事では床と床の間に空間を作るので工事が大規模かつ高額になってしまう可能性があります。
例えば戸建てでは、水まわりの床は排水管の勾配のためにもともと二重床になっていることが多いです。しかし、移動位置が元の風呂の位置から遠い場合、新たに二重床にリフォームしなければいけないケースがあります。また、マンションではほとんどが自床タイプなので風呂を移動するには二重床にするリフォームを行わなければいけません。
浴槽の重量に耐えられるか確認(2階以上に移動する場合)
2階以上に移動する場合、浴槽の重さに床が耐えられるのか注意する必要があります。特に木造住宅の場合は浴槽の重さに耐えられるかきちんと確認しなければいけません。基本的には浴槽の重量に耐えるための補強工事が行われることになります。また、設置場所も建物の負担にならない柱がある場所などを選ぶのがおすすめです。
水圧は弱くないか確認(2階以上に移動する場合)
最近は性能が良くはなっていますが、2階以上に風呂を移動させた際に水圧が足りずシャワーが浴びにくくなってしまうことがあります。特に貯湯型のオール電化の家庭では水圧が弱まる可能性が高いです。対策として加圧ポンプを設置することもあります。
マンションの場合は、管理規約をチェック
マンションの多くは管理規約があり、水まわりの移動がそもそも禁止されていることもあります。事前に管理規約をチェックして移動が可能か確認しておきましょう。また、風呂の移動が可能でも床下の状態によって移動できない場合や大規模な工事になることがあります。特に二重床になってないマンションでは、二重床に変えることによって床が上がって天井までの距離が短くなったり、移動距離によって水漏れのリスクが高まったりすることもあります。
まとめ
今回の記事では、リフォームで風呂を移動する際のポイントや費用面について詳しくご紹介しました。移動できるかどうかや、移動場所については床下の構造次第ですので、専門業者に一度相談してみることをおすすめします。
グランディルは水まわりのリフォーム工事を得意とするリフォーム専門会社です。地元相模原を中心に、低価格で質の良いリフォームでご好評頂いております。弊社スタッフが設計から施工までワンストップで行うことで低価格のリフォームを実現しています。弊社のスタッフがお客様のご希望に沿ったリフォームを行いますので、お悩みの方はぜひご相談ください。