2022.07.12

戸建てに、別荘に、店舗に、柔軟性が高すぎるコンテナハウスの魅力が止まらない!

コンテナを利用した住居である「コンテナハウス」をご存知でしょうか。
コンテナの持つ独特の質感や外観などから、これまでは一部の方にしか受け入れられなかったコンテナハウスですが、今では若い世代を中心に、「おしゃれでかっこいい」と支持さえるようになり、住居以外でもオフィスや飲食店、宿泊施設などコンテナを利用した建物が増えている状況です。

何を隠そう、弊社も2年前にコンテナを使って本社を建てています。
今回のコラムでは、自分たちがコンテナを使ったオフィスを使い続けている経験を踏まえて、あらためてコンテナハウスの住み心地や機能面について解説していきます。

コンテナハウスの魅力とは?

私たちが考えるコンテナハウスの魅力は、大きく以下の3つになります。

1、組み合わせが自由

コンテナハウスの魅力は、組み合わせる個数と組み合わせ方によって自由に空間を構成できるところです。高さ、奥行き、広さなど、組み合わせ次第で自分好みの理想の空間を実現できます。さらに、建築後にもっと広くしたいと考えたときには、コンテナを付け足すだけなので増築もしやすいです。

2、移動・撤去がしやすい

コンテナハウスはそれ自体が独立しているので、引越しや売却の際に移動・撤去がしやすいという特徴があります。通常の戸建て住宅の場合は解体工事が必要ですが、コンテナハウスの場合は複数を組み合わせた建物であっても一つずつバラして輸送することができます。売却の際にも、土地とは別に上物だけ売ることもできるので、不動産として融通が利くことも魅力です。

3、見た目が「かっこいい」

なんといっても、無骨なその外観によってワイルドな雰囲気を出すことができ、また塗装の際の発色もいいので、ビビッドなカラーにして人目を引くデザインにすることもできます。外構部分にウッドデッキや植栽などを取り入れるなど、トータルでデザインすることでどのようなテイストにもなります。戸建てのいわゆる“家感”ではなく、建物で遊び心を出したいという方にはうってつけです。

ウッドデッキと組み合わせるとさらにオシャレなコンテナハウスに

コンテナハウスの機能性

見た目のおしゃれさ、かっこよさについては多く語られているコンテナハウスですが、実際に住むとなると「機能性」が大事になってきます。実際に購入を検討されている方の中でも機能性に不安を抱えている方は多くいらっしゃるようで、弊社に相談に来られる方も、機能面や住み心地についてみなさんご質問されます。
そこで、コンテナハウスの気になる機能についてまとめてみました。

水回りの使い勝手は?

キッチン、トイレ、浴室など水回りに関しての使い勝手は、一般の戸建て住宅と全く違いはありません。強いていうなら工事の話になりますが、一般の戸建ては基礎の分深さがあるので配管を床下に吹き回しますが、コンテナハウスは床がベタになるので床下に配管を通せないため、給排水配管をコンテナの目立たない面に回す必要があることです。人目につかない面に配管を回すのでそこまで気になることはないと思いますが、この点に関しては戸建てと違うと認識いただければと思います。

コンテナハウスの断熱性能は?

コンテナハウス=暑そうというイメージを持つ方もいるかと思います。もちろん、断熱処理をしていない輸送用コンテナであれば、それはただの鉄なので日光が当たれば暑くなります。

しかし、コンテナハウスで使用するコンテナは建築専用コンテナであり、さらに住宅として建築する際には発泡ウレタンを吹き付けて断熱性を高めます。地域によって夏場冬場の環境が変わるので、ウレタンの厚みを変えることによってその土地に適した断熱工事を行います。

また、外側の塗料を遮熱塗料にすることで快適性が上げることができます。コンテナハウス業者によっては、中国からコンテナを持ち込む際に遮熱塗料ではない塗料を塗布されているものをそのまま使用することもありますが、弊社の場合は中国から送ってもらう際に錆止めだけをお願いし、塗装は国内で行うようにしています。

断熱処理をきちんと施していれば戸建て住宅とほとんど変わらず、空調機器を併用することによって一年中快適な室内環境を保つことができます。私たちもオフィスとして利用していますが、一般の建築物より熱いと感じたことはこれまで一度もありません。

雨漏りの心配は?

複数のコンテナハウスをくっつける場合に雨漏りしないかと心配される方がいますが、
ジョイント部分は板金工事で雨仕舞いをするため雨漏りすることはありません。むしろ、一般の戸建て住宅の屋根と外壁の方が隙間が空きやすいので、コンテナハウスの方が雨漏りのリスクは低いといえるでしょう。

床が底冷えする?

コンテナハウスの床はそのままだと断熱されていないので底冷えしてしまいますが、断熱シートを貼ることによって底冷えを軽減することができます。底冷えはコンテナハウスに限った話ではないので、戸建て住宅と同様に対策が必要ということです。

冬でも十分温かい室内

コンテナハウスの耐久性

コンテナは鉄でできているので耐震性・耐久性は高いです。一般の木造住宅のように、木材を組み上げて建築しているわけではないので、地震などで倒壊する可能性は極めて低いといえます。しかし、鉄である以上“錆”には気を付けなくてはなりません。塗装部分は禿げてくると鉄部が錆びてくるので、定期的な塗装は必要です。

コンテナハウスは安い?

コンテナハウスは一般戸建て住宅よりも安いという認識をお持ちの方がいらっしゃいますが、実はそんなことはありません。確かにコンテナそのものは安価で20万円くらいからありますが、前述したとおり、断熱処理や塗装をしたり、住めるように設備工事などを行ったりすると坪単価で80〜90万円ほどになってしまいます。つまり、30坪で2400〜2700万円ほどの予算ということになるので、そこそこ手を入れた戸建て住宅と変わらなくなります。
コンテナハウスはコスト重視というより、デザイン性を見込んでコンテナならではの遊び心や自由な空間作りを楽しみたい人にオススメといえます。

まとめ

見た目のおしゃれさが注目されるコンテナハウスですが、機能面においても戸建て住宅と遜色ないことがわかりました。これまでハードルが高く、興味はあってもなかなかコンテナハウスに手を出せなかった方も、この記事を読んで安心していただけたら嬉しく思います。

弊社では、コンテナハウス事業も積極的に展開しております。コンテナを使った住宅、オフィス、店舗などに興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
コンテナハウスでできた弊社オフィスでも打ち合わせが可能です、ぜひお越しください!

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