2022.05.18
マンションの和室を洋室にするリフォームの費用や注意点は?
マンションで和室から洋室にリフォームする事例、費用について
和室から洋室へリフォームする場合、その費用はリフォームする部位によって大幅に変わります。以下では代表的な施工事例をもとにそれぞれの費用相場をご紹介します。現在のお部屋の状況と合わせて、お値段とご希望に沿った施行を検討なさってください。
※費用は6〜8畳の一般亭な和室を想定しています。
畳をフローリングにリフォーム
畳と洋室のフローリングでは下地の構造が違うため、補強や段差解消の工事をします。一般的な6〜8畳の和室の畳をフローリングに変更する場合の費用は、9〜35万円前後になることが多いです。フローリング材の強度や性能によって、フローリングの材料費が10万円前後変動するので、機能と予算のバランスを考えながらフローリング材を検討しましょう。
さらに築年数が経っている住宅の和室では、畳の下に断熱材が入っていないケースもあり、施工前に、断熱材を追加する追加工事も行う可能性もあります。
壁・天井のリフォーム
和室の壁と天井を洋室仕様の壁紙クロスにリフォームする場合、6〜8畳間の和室であれば費用は10~20万円程度が相場です。畳をフローリングへ張り替えると同時に壁・天井もセット価格でリフォームしてもらえることも多いため、そうした場合に全体にかかる費用は安くなる場合があります。
和室の場合、天井と壁、および壁と床の継ぎ目には、巾木や廻り縁といった見栄えをよく仕上げる工事も行われます。また壁、天井はクロス仕上げクロス仕上げにリフォームするほか珪藻土やカントリー風木材でのリフォームといったことも可能です。好みと予算に合わせて素材を決めると良いでしょう。
ふすまから洋風引き戸・ドアにリフォーム
ふすまを洋室の雰囲気に合わせたものに変更する場合、引き戸であれば建具本体と敷居の交換のみの工事となるので、比較的簡単に行うことができます。価格は40,000円程度から可能です。また将来的に車椅子での生活になることが予想される場合は通りやすい点などを考慮し、引き戸にすると良いでしょう。
開き戸にする場合は隣室や廊下の段差を埋める必要があるため、引き戸に変更する場合よりも工期や費用が必要になります。そのため予算としても8〜15万円程度を考えましょう。
押入れをクローゼットに
before
after
内容としては、ふすまを撤去して扉材を取り付け、内側の仕切り材やハンガーパイプなどを設置する工事になります。押入れをクローゼットにリフォームする場合の費用は、6~25万円前後と考えておきましょう。収納スペースが幅広である場合や、ウォークインクローゼットにする場合には50万円前後を想定しておくと無難でしょう。またふすまを残して、中に棚を追加する程度の簡易なクローゼットであれば、3~10万円ほどで施工可能です
和室を洋室にフルリフォームする場合
6~8畳間の和室を全面的に洋室にリフォームする際の費用は、概算で25〜100万円前後です。規模に合わせ、予算は50万円以上を想定しておくとよいでしょう。小規模な施設であっても部屋の汎用性はぐんと高まります。またマンションの和室を洋室にフルリフォームする際には壁の工事が容易なため、5,60万円程度でリフォームできることも多いです。
和室から洋室にリフォームすることによるメリット
和室から洋室にリフォームすることは見た目以外にもさまざまなメリットがあります。
たとえばフローリングは重量による凹みを気にせず床に家具を置くことができます。家具の選択肢が増えるということは模様替えがしやすく、ライフステージの変化に対応しやすいということにもつながります。
また和室を洋室にリフォームすることによってダニやカビといった畳のトラブルなどが解消される他、傷みやすい畳や障子、襖の張り替え費用が要らなくなるといったメリットもあります。現在ではカビの生えにくい畳も売られているため、そうした畳に変えるのもひとつの方法ですが、フローリングにした場合、掃除機や雑巾で簡単に掃除ができるため、料理や飲み物をこぼしてしまった場合なども楽に処理できます。
和室から洋室にする際の注意点は?
和室から洋室にリフォームする際は注意したい点がいくつかあります。それを知らずに洋室にリフォームすると不便を感じるかもしれません。リフォームのデメリットや、どのようなことに気を付ければ良いのかを把握し、そうしたトラブルを未然に防ぎましょう。
たとえば畳はその性質から遮音性に優れていますが、フローリングは畳に比べて音が響きやすいのです。特にマンションではこうした注意が必要です。騒音トラブルを招かないためにも、マンションの管理組合等に遮音等級などを確認して、防音規定に合ったフローリング材を使用する必要があります。クッションフロアの場合にも同様に防音効果はありません。畳の上に敷くのでなければ単層フローリングと同様に防音対策を施差なければならない点に注意しましょう。
また和室の畳に比べるとフローリングは冷たく感じやすく、特に冬場は足元が冷えてしまうことがあります。そのため床暖房を導入するなどの対策をとる必要があるでしょう。
他にも和室の仕切りの部分が躯体でできていた場合、壁の裏に躯体があって取り壊すことができないなど、構造上の問題から施工が行えない可能性があります。それ以外にもマンションの場合、管理組合の規約によって施工が難しいといったケースがあるので、まずは規約を確認したうえで業者と相談するのが無難と言えるでしょう。
また近年見られるケースとして、中古物件を購入してリフォームをする際にリフォームをした箇所のみが綺麗になるため、他の空間との境目が目立つようになってしまった、というようなことがあります。こうした場合には元々洋室だった部分の壁紙だけでも変えておくことがオススメです。
まとめ
本記事では和室から洋室へのリフォームを項目ごとに、その費用や注意点などを挙げて紹介させていただきました。和室を洋室にリフォームするイメージは湧いてきたでしょうか。
生活環境を大きく左右することになるリフォームを少しでも費用を抑えて行いたい場合、何より業者の選定が重要となってくるため、複数の業者と相談し、実際に見積もりを出してもらうことが大切です。また実績のある業者に依頼することによって自分の家の和室にあったリフォーム方法を一緒に考え、アドバイスをもらうことができます。
弊社、株式会社GRANDILL(グランディル)はただ単に古いものを新しくするという事ではなく、一軒一軒のお客様のライフスタイルに目を向け、お困りごとにじっくりと耳を傾け、リフォームをして良かったと、すべてのお客様に喜んでいただけるような「街のリフォームやさん」を目指しているリノベーション・リフォーム会社です。
数多くのリノベーション・リフォーム経験を活かし、お客様に合わせた最適なプランニングをご提案させて頂いております。HPには施工事例も多数掲載しているため、ご覧いただければ理想のリフォームをよりイメージしやすくなるでしょう。
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