2020.12.14

和室から洋室へのリフォームで後悔しないために知っておきたいこと

神奈川県相模原市でリフォーム・リノベーション工事を請け負っている株式会社グランディルです。

本格的な冬の到来となりました。畳や襖に代表されるようは日本家屋の仕様は、湿度の高い夏の気候風土には適していますが、防寒という意味において冬は効果が期待できません。底冷え、隙間風などは日本家屋には付き物というわけです。日本家屋に限らず、マンションでもリビングの一角や一室が和室になっているところもありますよね。マンションなので底冷えや隙間風はないと思いますが、用途においてもデザインにおいても和室の存在はあまり歓迎されなくなってきたというのが昨今の流れでもあります。

そこで今回は「自宅の和室を洋室にリフォームにしたい!」とお考えの方へ向けて、その際の注意点や具体的な方法についてお話したいと思います。

 

和室から洋室へのリフォームは流行っているの?

 和室から洋室へのリフォームのニーズはここ数年増えてきています。今や新築の戸建てやマンションで和室があるところはほとんどありませんが、築年数が20年を超えている戸建てや一昔前の分譲マンションなどには、とってつけたように和室が存在しています。こだわりがあって和室を希望する方もいるかと思いますが、現代のライフスタイルにはいささかそぐわないような気がします。実際にこれらは家族の誰かの居室になることもなく、客間になるか物置になってしまっているので、機能性においても意匠性においても、一室だけの和室や一角だけの畳コーナーはあまり意味を成さないのではないでしょうか。

どんな人たちがお願いしているの?

戸建てに関しては親の家を受け継いだ息子夫婦、そしてマンションでいうと中古物件を購入して自分好みにリノベーションする若年層からの希望が多いです。和室は必要ないという判断もあるかと思いますが、それよりも生活の有効面積を広くしたいというのがリフォームを希望する理由だそうです。特に多いのはマンションのリビングの一角にある和室スペース。ここをリビングから一続きの空間にして、キッチンの位置もずらしてオープンキッチンにするというリフォームはここ数年で流行っている印象です。

そして、意外なところではお年寄り世帯からもリフォームの希望をいただきます。畳の生活はことのほか体への負担が大きく、足腰の弱いお年寄りにとっては洋室での椅子生活の方が楽だそう。風情があって落ち着く和室ではありますが、使い勝手としては課題があるというのが正直なところですね。

 

和室から洋室へのリフォーム、どこをやるの?範囲は?

 和室をイメージしてみて下さい。和室には何がありますか?畳、襖、障子、押し入れ、欄間、床の間…和室を構成する要素はいろいろありますよね。和室から洋室へリフォームするという漠然としたイメージを一歩進めてみましょう。どこをやりたいですか?範囲は決めていますか?

予算が十分にあれば、全部を“まるっと”洋室にリフォームすることもできますが、あまりお金をかけたくないのであれば部分的に変えるのもありです。要望として一番多いのは、畳をフローリングにするというもの。畳をはがしてフローリング材を張っていくという作業になりますが、下地を組んで床の高さを既存のフローリングに合わせなくてはいけません。この下地を組む費用や、場合によっては空間の統一感を持たせるために既存のフローリングも一緒に張り替えてしまうこともあるので、どこまでやるかを慎重に考えて下さい。

そして、床の次には押し入れをクローゼットにするというリフォームの要望が多いです。押し入れは奥行きが広いため布団の収納には適していますが、クローゼットとしては使い勝手がいまいちだそう。なので、奥行きの変更も兼ねてのリフォームが求められているようです。

他にもいろいろな例がありますが、いずれにしても予算との兼ね合いで優先順位を設けてから依頼をするのが良いでしょう。

それぞれの費用は?

施工例をいくつかあげて費用相場をお伝えしようと思います。

・マンションのリビング一角の畳スペースをフローリングにリフォーム。畳箇所のみの施工→15万~20万

・押入れをクローゼットにリフォーム。クローゼットのみの施工→20万~25万

・戸建ての和室を洋室にリフォーム。襖も引き戸に変更。→50万~70万

・マンションの和室スペースをリビングと一続きの空間としてリフォーム。既存のリビングのフローリングも変更。キッチンの位置もずらしオープンキッチンとしてレイアウト変更。→150万

上記はざっくりとした相場なので、もともとの和室の仕様や使用する建材などによって大きく価格は変動します。リフォーム前には施工範囲をよく確認しておく必要がありますね!

・・・

和室を洋室にリフォームすることは時代の流れとも言えますが、何百年と日本人が慣れ親しんできた“畳”との決別には一抹の寂しさもありますよね。そのように「やっぱり畳が恋しいかも…」という方には「置き畳」がお勧めですよ。ユニット式なので、必要な面積分だけ取り入れることができ、サイズやデザインも豊富なので洋風建築にもしっくりと馴染みそうです。

和室から洋室へのリフォームは意外と提案の幅が広いです。生活様式に合った最良の空間を実現したい方は是非一度グランディルリフォームまでご相談下さい。

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