2025.05.16
フローリングが沈む原因と対策を徹底解説|自分でできるチェック方法も紹介
最近、家の中を歩いていると「フローリングが沈む気がする」と感じたことはありませんか?
放置すると、大きな修繕費用や家の安全性低下につながるため、早めの対応が大切です。
この記事では、フローリングが沈む原因や対処法、セルフチェックの方法までわかりやすく解説します。
フローリングが沈む原因とは?よくあるパターンを解説

フローリングが沈む原因にはいくつかパターンがあります。それぞれの原因を知ることで、適切な対策ができるようになります。
床材の経年劣化によるもの
フローリングは、年月が経つとどうしても劣化してきます。毎日歩く場所ですので、負担が積み重なるのは避けられません。
特に合板フローリングの場合、表面材と内部材の接着が弱まることがあり、沈み込みが起こりやすくなります。
また、木材自体も乾燥や湿気の繰り返しで収縮と膨張を繰り返し、徐々に強度が落ちます。
築10年以上経過している家では、床材の経年劣化を疑うのが自然です。
床下の湿気やカビによる木材腐食
床下は湿気がたまりやすい場所です。換気不足や断熱不足により、カビが発生しやすくなります。
カビが発生すると、木材が腐ってしまい、フローリングを支える力が弱くなります。
床下の湿気は、見えないところで家全体にダメージを与えるため注意が必要です。
床下の湿気対策は、フローリングの寿命を延ばすうえでも非常に重要です。
シロアリ被害による床下構造の破損
シロアリは、木材を好んで食べる害虫です。床下に侵入すると、支えとなる重要な柱や土台を食い荒らします。
シロアリ被害が進行すると、フローリング自体を支える構造が崩れ、沈み込みが発生します。
しかも、シロアリは外から見えない場所を好むため、発見が遅れることが多いです。
一度シロアリ被害が出ると、放置すると被害範囲がどんどん広がるため早期対応が必須です。
施工ミスや設計ミスが原因
フローリング施工時に、下地処理が不十分だと数年以内に沈みが発生することがあります。
また、設計段階で荷重に対する補強設計が不足していると、床が沈みやすくなります。
新築後すぐに沈み込みが気になる場合は、施工不良の可能性も考慮すべきでしょう。
特に短期間で床が不自然に沈む場合は、施工会社への相談を検討しましょう。
フローリングが沈む現象を放置するとどうなる?
フローリングの沈み込みを放置すると、次第に悪化して大きな問題を引き起こす可能性があります。具体的なリスクを紹介します。
床がさらに沈んで歩行時にケガのリスクが高まる
沈み込んだフローリングは、つまずきやすくなり大変危険です。
特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、転倒事故につながるリスクが高まります。
また、歩くたびにきしみ音が大きくなると、ストレスにもなります。
安全面を考えても、早期修理が望ましいでしょう。
家全体の耐久性が低下する
フローリングの沈み込みは、床下構造の問題が隠れているサインでもあります。
つまり放置すると、家全体の耐久性そのものが低下していきます。
家の資産価値にも影響するため、早めの補修が重要です。
建物の寿命を守るためにも、放置は絶対に避けましょう。
シロアリ被害が拡大して修繕費用が高くなる
もし沈み込みの原因がシロアリだった場合、放置すれば被害範囲がどんどん広がります。
結果として、修繕費用が何倍にも膨れ上がるケースも珍しくありません。
また、シロアリが家全体に被害を与えると、建て替えを検討せざるを得ない場合も。
少しの違和感でも、すぐ専門家に相談することが大切です。
フローリングが沈むかどうか自分でできるチェック方法

専門業者に依頼する前に、自分で簡単にできるチェック方法もあります。日常的に確認するだけでも早期発見につながります。
床を歩いて沈み込みや軋み音を確認する
部屋の中を普通に歩いてみて、足の裏で「沈む感覚」や「軋む音」がしないかを確かめます。
特に、家具の近くや出入り口付近など、人がよく通る場所をチェックしましょう。
沈みがひどい場合は、手で押してみても違和感がわかります。
沈み込みを感じたら、その場にマークをして記録しておくと便利です。
床に水平器を置いて傾きを測る
フローリングの上に水平器を置いてみると、傾き具合がわかります。
もし明らかに一方向へ傾いているなら、床下構造の不具合を疑ったほうが良いでしょう。
100円ショップでも簡単な水平器が購入できますので、手軽にチェック可能です。
目視だけで判断せず、道具を使うことで客観的なデータが取れます。
床下点検口から木材の状態を目視でチェックする
床下収納庫や点検口がある場合は、そこから直接木材の状態を確認しましょう。
木材が黒ずんでいたり、柔らかくなっていたりする場合は要注意です。
また、シロアリの蟻道(ありみち)がないかもチェックしましょう。
不安な点があれば、すぐ専門業者に調査を依頼するのが安心です。
フローリングが沈む場合に自分でできる応急処置とは?
フローリングが沈んでいることに気付いたら、応急処置をして被害拡大を防ぎましょう。ここでは、手軽にできる対策を紹介します。
フローリングの上から合板を敷いて補強する
沈んでいる場所に、厚めの合板を上から敷くことで、応急的に補強することができます。
合板はホームセンターなどで購入でき、サイズもカットしてもらえるので便利です。
床材に直接ビス留めするのはおすすめできません。床材を傷つけるリスクがあるからです。
「置くだけ」または「固定テープ」を使うなど、取り外しできる方法で対応しましょう。
家具配置を見直して沈みやすい場所の負荷を減らす
重い家具や家電が沈み込みを加速させている場合があります。
家具を別の場所に移動するだけでも、床への負担を軽減できます。
特に、タンスや大型テレビなど、重量が集中しやすいものは要注意です。
沈みやすい場所には、重いものを置かないように工夫しましょう。
床下に乾燥剤を設置して湿気対策をする
床下の湿気対策として、乾燥剤や除湿剤を設置する方法も有効です。
市販の床下用乾燥剤は、置くだけで簡単に湿気を吸収してくれます。
ただし、あくまで応急処置なので、根本的な解決にはなりません。
湿気が強い地域では、床下換気扇の設置も検討してみましょう。
フローリングが沈む問題を根本解決するための本格的な対策

沈み込みを完全に解決するためには、やはり専門的な工事やリフォームが必要です。主な対策方法を紹介します。
床下補強工事(株式会社アサンテなどのサービス)を依頼する
床下補強工事とは、傷んだ床下構造材を補強または交換する工事です。
大手の株式会社アサンテなどでは、シロアリ防除とセットで施工してもらえることもあります。
木材の交換だけでなく、防湿シート敷設や換気設備の設置も同時に行う場合が多いです。
耐久性を根本から回復させたいなら、床下補強工事が最も確実な方法です。
フローリング張り替えリフォームを行う
床材自体が劣化している場合は、フローリングの張り替えリフォームも検討しましょう。
最近では、防水性や耐久性に優れたフローリング材も豊富に選べます。
リフォーム工事では、床下構造のチェックも同時に行ってもらえるのがメリットです。
シロアリ駆除専門業者(例えばダスキンやくらしのマーケット)に相談する
シロアリが原因の場合は、駆除専門業者に依頼することが必須です。
ダスキンやくらしのマーケットなどでは、無料見積もりを受け付けている場合もあります。
駆除だけでなく、予防工事もセットで行うとより安心です。
シロアリ駆除は、早期発見・早期対策が費用を抑えるコツです。
フローリングが沈むときにリフォーム業者に依頼する目安とは?
自分で対応できる範囲を超えていると感じたら、早めにリフォーム業者へ相談しましょう。依頼する目安について解説します。
床を押すと手で明らかに沈み込む場合
床を手で押してみて、目に見えて沈み込む場合は危険信号です。
特に、沈み込みが一部分だけではなく、広範囲に広がっている場合は早急な対処が必要です。
また、踏むたびに大きな音がする場合も要注意ポイントです。
違和感を覚えたら、まずはプロに現地調査を依頼しましょう。
沈み込み範囲が1㎡以上ある場合
沈み込み範囲が広がるほど、床下のダメージも深刻である可能性が高いです。
一般的な目安として、1㎡(1m×1m)以上沈んでいる場合は早急な工事が推奨されます。
放置すると、床板だけでなく構造材にも被害が及ぶリスクが高まります。
定規やメジャーを使って、おおまかに範囲を測ってみるとよいでしょう。
床下から異臭や湿気を強く感じる場合
床下からカビ臭や湿った空気が漂ってくる場合は、すでに床下環境が悪化している証拠です。
異臭の原因は、カビや腐朽菌、シロアリなどさまざまな可能性があります。
一刻も早く床下の状況を把握し、適切な対策をとる必要があります。
異常な湿気や臭いを感じたら、迷わず業者に点検を依頼しましょう。
まとめ|フローリングが沈む原因と自分でできるチェック・対策方法
この記事では、フローリングが沈む原因から、セルフチェック方法、応急処置、本格的な対策方法まで詳しく紹介しました。
フローリングが沈む主な原因は、床材の劣化、湿気、シロアリ、施工ミスです。
小さな沈み込みでも放置せず、早めに対策することで家を長持ちさせることができます。
もし自力で対応が難しいと感じたら、無理せず専門業者に相談することをおすすめします。
安全で快適な暮らしを守るためにも、違和感に気付いたらすぐ行動しましょう!
水回りをまとめてリフォームするならグランディル
今回この記事では、フローリングが沈む原因や対処法などについてご紹介いたしましたが、この記事をきっかけに水回りをまとめてリフォームすることを検討している方がいらっしゃるかと思います。
水回りをまとめてリフォームするなら、私たちグランディルにお任せください。
グランディルは、リフォーム専門店として地元相模原で多くの戸建・マンション・店舗などの施工に携わらせていただいております。
大手ハウスメーカーには実現できない「直接施工」、中間マージンや営業コストなど余計なコストが不要なことによる低価格でのリフォームをさせていただいており、専門の担当者が一貫して責任をもって施工いたします。
また、現地調査・お見積りも無料にて承っております。
大切なお家のリフォームは、私たちにお任せください。
ぜひ一度、下記リンクよりお問い合わせください。
