2025.07.04
床のきしみの原因と修理費用を徹底解説!放置リスクから費用を抑える方法まで
床を歩くたびに「ギシギシ」「ミシミシ」と音が鳴ると、不安になりますよね。床のきしみは、住宅の老朽化や湿気、施工不良などが原因で発生し、放置すると修理費用が高額になる恐れもあります。
この記事では、床のきしみが起こる原因と、修理にかかる費用、費用を抑えるためのポイントを詳しく解説します。自分で直せるケースや、業者に依頼する際の注意点もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
床のきしみに悩んでいる方は、この記事で原因を知り、適切な対策を取りましょう。
床のきしみが起こる原因とは?修理費用がかかる理由も解説

床のきしみは、構造的な問題や素材の性質によって生じます。以下では、主な4つの原因について詳しく解説します。
木材の乾燥や湿気で収縮・膨張するから
木材は、湿気を吸収したり乾燥したりすることで、伸び縮みを繰り返します。特に梅雨の時期や乾燥した冬など、季節によって木材の状態が変化しやすくなります。
この伸縮により、フローリング材同士が擦れ合って音が鳴るのが「きしみ」の原因のひとつです。
また、隙間ができると歩いたときにズレが生じやすくなり、きしみ音が大きくなります。
新築から数年の住宅でも、木材の乾燥収縮が進むと音が出るようになることがあります。
床下の根太や大引きが劣化しているから
根太(ねだ)や大引き(おおびき)は、フローリングの下にある支えの構造部分です。これらが劣化したり、ネジや金具が緩んだりすると、支えが不安定になります。
構造材が弱っている状態では、床を踏んだときに揺れやたわみが発生し、きしみ音が発生します。
木材の腐食やシロアリ被害によって、床下の構造材が脆くなっている場合もあります。
見た目に異常がなくても、床下を調査すると原因が見つかることが多いです。
施工不良や築年数の経過でズレが生じているから
建築時にフローリングの固定が甘かったり、根太との接着が不十分だった場合、時間が経つにつれてズレが生じやすくなります。
また、築年数の経過によって、建物全体がわずかに傾いたり、部材がゆるんだりすることも原因です。
こうしたズレが床材の動きを生み、摩擦音としてきしみが発生します。
築10年以上の住宅では、こうした経年劣化によるズレが原因であるケースが少なくありません。
フローリング材やネジの緩みが原因になるから
フローリングそのものが浮いていたり、取り付けネジが緩んでいると、踏むたびに揺れや摩擦が起こります。
特にマンションやアパートなどの集合住宅では、防音フローリングが用いられており、厚みや施工法の違いでこうした問題が起きやすくなります。
ネジを締め直したり、フローリング材の一部を交換することで解消できるケースもあります。
目視でネジの緩みが確認できる場合は、早めの対処が有効です。
床のきしみを放置するとどうなる?修理費用が高くなるリスク
床のきしみを放置すると、小さな音の問題だけでは済まず、深刻なダメージや高額な修繕費用に発展することがあります。
床材の破損が広がり大掛かりな修繕が必要になるから
初期の段階では部分的な補修で済むはずのきしみも、長期間放置すると床材全体に負担がかかります。
その結果、フローリング材の割れや剥がれといった二次的な被害が広がり、大規模な張り替えが必要になることがあります。
修理範囲が広がるほど、材料費・工事費も上がるため注意が必要です。
定期的な点検や異音の発生時に早めに対処することが、費用を抑えるカギとなります。
床下の構造部分までダメージが及ぶ可能性があるから
きしみをそのままにしておくと、床下の根太や大引きにもダメージが広がる恐れがあります。
構造部分にまで影響が及ぶと、床の全面解体が必要になるケースもあります。
この場合、工期も長くなり、費用も数十万円以上かかることが一般的です。
小さな音を軽視せず、原因を把握して早めに修理することが重要です。
生活音や振動でストレスがたまりやすくなるから
床のきしみは、住人の精神的なストレスにもつながります。
特に夜間や静かな時間帯に音が鳴ると、睡眠の質や集中力にも悪影響を及ぼします。
生活の質を下げないためにも、きしみのある床は早めに改善すべきです。
家族の安心や快適な暮らしのためにも、音の問題は無視できません。
放置期間が長いと業者による工事費用が高額になるから
修理を後回しにするほど、補修が難しくなり、結果的に費用も高額になります。
軽微な補修なら数千円〜数万円で済むことも、放置すれば数十万円以上になるケースもあります。
異音が出た時点で、すぐに専門業者へ相談することが長期的に見ても経済的です。
早期発見・早期対応が、費用と手間の両面でメリットがあります。
床のきしみを直すには?修理費用の目安と工事内容

床のきしみの修理には、症状や原因によって複数の工法があります。ここでは、代表的な修理内容と費用の目安を紹介します。
フローリング材の張替えで約11〜20万円程度かかる
フローリング材の劣化が原因であれば、張り替えによってきしみを解消することが可能です。
張り替え費用は材質や施工内容によって異なりますが、一般的に、6畳の部屋でフローリングを張り替える場合、複合フローリングで11.5万円〜18万円程度、無垢フローリングで15万円〜20万円程度が相場です。重ね張り(上張り)の場合は、複合フローリングで6万円〜14万円程度、無垢フローリングで9万円〜18万円程度が目安となります。
使用する床材のグレードによって価格は変動します。
根太や大引きの補強・交換は1本あたり35,000円程度が目安
床下の構造に問題がある場合、根太や大引きを補強・交換する必要があります。
この工事では、床を一部剥がしての作業となるため、工事費も高めになります。
相場としては1本あたり35,000円程度ですが、規模が大きいとさらに高額になります。
床鳴りと同時に「沈み込み」や「傾き」がある場合は、この工事が必要になるケースが多いです。
工事内容によって費用が大きく異なるので見積もりが重要
同じように見える床のきしみでも、原因や修理方法によって費用は大きく変わります。
そのため、複数の業者から見積もりを取り、内容や価格を比較することが大切です。
業者によっては不要な工事をすすめてくる場合もあるため、注意が必要です。
信頼できる業者選びと適正な見積もり確認が、コストダウンのポイントとなります。
床のきしみ修理費用を安く抑える3つのポイント
床のきしみを直す際、できるだけ費用を抑えたい方も多いでしょう。ここでは、修理費用を安くするための実践的なポイントを3つ紹介します。
相見積もりをとって比較する
まずおすすめしたいのが、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。
1社だけで決めるより、料金や工事内容の相場が把握しやすく、過剰請求を防ぐことができます。
相見積もりを依頼する際は、修理の目的や症状を明確に伝えると、より正確な比較が可能です。
見積もりは無料の業者が多いため、遠慮せず相談してみましょう。
部分補修で済むタイミングを見逃さない
床のきしみは、軽度のうちに対処すれば、部分的な補修で済む場合が多いです。
たとえば、フローリング材の一部交換や、すき間に詰め物をするだけで改善できるケースもあります。
きしみの範囲が小さいうちに対処することで、大規模な修理を避け、費用を最小限に抑えることが可能です。
音が鳴り始めたら「様子見」せず、すぐに点検・相談を行いましょう。
地域密着型の工務店を利用して中間マージンをカットする
大手リフォーム会社に依頼すると、仲介業者や下請け業者を通す分、中間マージンが発生します。
その点、地域密着型の工務店であれば、直接施工するため余分なコストがかかりにくいのがメリットです。
施工事例や口コミをチェックして、信頼できる地元の業者を探してみましょう。
地域に根差した業者はアフター対応も丁寧なケースが多く、長期的な安心にもつながります。
自分でできる?床のきしみ修理と費用の違いをチェック

床のきしみは、原因によってはDIYで対応できることもあります。ここでは、自分でできる修理方法と、業者に頼んだ場合の費用との違いを比較します。
ネジの締め直しや潤滑剤の使用で応急処置が可能
フローリングの固定ネジが緩んでいる場合、ドライバーで締め直すだけでも音が軽減されることがあります。
また、摩擦によるきしみに対しては、潤滑剤(シリコンスプレーなど)を使って応急処置する方法も有効です。
床材のすき間や接合部に軽くスプレーすることで、摩擦音が軽減されます。
ただし、根本原因の解決にはならないため、症状が改善しない場合は専門業者への相談が必要です。
ホームセンターで購入できるグッズで修理コストを抑えられる
きしみ防止用のパテやクッション材、床材の間に差し込む専用ツールなど、ホームセンターやネット通販で手軽に入手できる商品があります。
これらを使えば、数千円程度の出費で簡単に補修ができるケースもあります。
DIYが得意な方は、まずこうしたグッズを試してみるのもひとつの方法です。
ただし、補修後も音が続く場合は、やはり根本的な修理が必要です。
床下に手が届かない場合はプロに依頼した方が安全
床下の構造材に問題がある場合、自力での修理は困難です。
無理に床をはがしたり、不適切な処置を行うと、かえって被害が拡大する可能性もあります。
床下に潜る必要がある場合や、大がかりな補強が必要な場合は、無理せずプロの業者に依頼しましょう。
安全面・仕上がりの点からも、プロの技術に任せた方が安心です。
DIYで直らない場合は放置せず業者に早めに相談するべき
応急処置やDIYで改善しない場合、問題の根本が構造にある可能性があります。
そのまま放置すると、前述のように修理費用が大幅に膨らむリスクがあります。
費用を抑えるためにも、症状が改善しない場合は早めにプロへ相談しましょう。
調査や見積もりだけでも対応してくれる業者も多く、気軽に問い合わせ可能です。
まとめ|床のきしみと修理費用を正しく理解して安く解決しよう
床のきしみは、木材の性質や施工状態、経年劣化などさまざまな要因で発生します。放置すると被害が拡大し、修理費用も高額になるリスクがあります。
きしみの原因を早めに突き止め、軽微なうちに修理することが、費用を抑えるための最大のポイントです。
DIYで対応可能なケースもありますが、構造に関わる問題はプロの判断が必要です。
見積もりや相談は無料で対応してくれる業者も多いので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
快適で静かな住まいを保つためにも、床のきしみには早めに対応することをおすすめします。
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