2025.06.27

床が抜けそう!床リフォームの費用や補修について徹底解説

床が沈んだり、きしんだり、歩くたびに不安を感じたことはありませんか?

「床が抜けそう」と感じたときは、原因を正しく知り、早めに対処することが大切です。

この記事では、床が抜けそうになる原因から、自分でできる応急処置、補修の選択肢、費用相場まで、わかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

床が抜けそうになる主な原因とは?

 

床が不安定になったり抜けそうになる背景には、いくつかの共通した原因があります。ここではその代表的な4つの理由について解説します。

経年劣化によって木材が弱くなるから

床の構造に使われている木材は、時間が経つとともに強度が落ちていきます。

湿気や乾燥を繰り返すことで、木が反ったり、割れたりして、耐久性が低下していきます。

築20年以上の家では特に注意が必要です。見た目では異常がなくても、中が空洞になっているケースもあります。

歩くとミシミシ音がする場合や、床がたわんでいるように感じる場合は、木材の劣化が進んでいる可能性があります。

床下の湿気やカビで木材が腐るから

床下に湿気がたまりやすい家では、木材が腐ってしまうことがあります。

特に梅雨時や冬場に湿気がこもりやすくなるため、床下の通気が悪い家では注意が必要です。

湿気が原因でカビが発生し、それが木を腐らせ、床が弱くなります。

床下に黒い斑点やカビ臭がある場合は、すぐに調査が必要です。

シロアリ被害で構造材が食われてしまうから

床下の木材がシロアリに食べられてしまうと、構造そのものが弱くなります。

シロアリは見た目に分かりづらいため、気づかないうちに被害が広がることもあります。

柱や根太が空洞になっている場合、体重をかけただけで床が抜ける可能性があります。

羽アリが家の中に出てきたら、シロアリのサインかもしれません。

家具や水槽など重すぎる物を置いているから

1点に重いものが集中していると、床が耐えきれずに沈んだり抜けたりすることがあります。

特に水槽や大型家具、ピアノなどは重量があり、一般的な床構造では対応できないことも。

建物が設計されたときに想定されていない重さが加わると、構造に無理がかかってしまいます。

重いものはなるべく分散して置くか、補強した上で設置しましょう。

自分でできる応急処置の方法

床が抜けそうと感じたとき、すぐに業者に頼むのがベストですが、応急的に自分でできる処置もあります。

コンパネ板などで床を一時的に補強する

床がたわんでいる場所には、合板(コンパネ)を敷いて重さを分散させる方法があります。

これは一時的な方法ですが、歩行時の不安を軽減する効果があります。

厚さ12mm以上の丈夫な合板を使うと安心です。

釘やビスで固定する場合は、下地の木材の位置を確認してから行いましょう。

床下の湿気を除湿剤や送風機で軽減する

床下の湿気を減らすことで、木材の劣化を遅らせることができます。

市販の除湿剤や送風機、または換気扇を使うのも効果的です。

定期的な換気を行うことが、湿気による腐敗防止につながります。

すのこや床下収納のフタを開けて空気を入れ替えるだけでも違いがあります。

シロアリ被害の場合は市販の駆除剤を使用する

シロアリの疑いがある場合は、市販のシロアリ駆除スプレーを使って対処できます。

床下や柱の根元、ひび割れに直接スプレーして使用します。

ただし、根本的な駆除にはプロの対応が必要な場合も多いです。

市販品は応急処置と割り切って使いましょう。

DIY補修か業者依頼か?メリット・デメリット比較

床の補修は自分で行うこともできますが、状況によってはプロに任せた方が安全です。それぞれの選択肢のメリット・デメリットを比較してみましょう。

DIYは費用を抑えられるが安全性に不安がある

DIYなら材料費だけで済むので、費用を大幅に抑えられます。

しかし、正しい知識や技術がないと、かえって危険な状態になることもあります。

特に床下の構造補修は専門知識が必要です。

自信がない場合や不安な箇所は無理をしないようにしましょう。

業者依頼は仕上がりが綺麗だが費用が高くなる

専門業者に依頼すれば、プロの技術でしっかりと補修してもらえます。

見た目もきれいで、耐久性も安心できます。

ただし、工事の内容によっては費用が高額になる場合があります。

相見積もりをとって比較することが大切です。

DIYは自分の時間と手間がかかる

DIYはお金を節約できますが、その分多くの時間と手間がかかります。

材料の調達、工具の使用、施工手順の確認などが必要になります。

平日に仕事をしている方は、週末などの時間確保も考えましょう。

計画的に取り組むことが成功のカギです。

業者なら床下までしっかり調査してもらえる

業者に依頼すると、床下の状態を詳細に調べてくれます。

目に見えない部分まで診断できるのはプロならではの強みです。

シロアリ被害や湿気による腐食なども見つけやすくなります。

補修だけでなく、予防まで考えたい方におすすめです。

工法別!リフォーム・補修の種類と特徴

床の状態に応じて、リフォームや補修にはさまざまな工法があります。ここでは代表的な3つの工法とそれぞれの特徴を紹介します。

重ね張り工法は既存の床の上に新しい床材を張る

重ね張り工法は、既存の床を壊さずにその上に新しいフローリング材を張る方法です。

工期が短く、コストも抑えられるので人気があります。

下地がある程度しっかりしていることが前提条件となります。

施工後は床の高さが少し上がるため、ドアや敷居との段差に注意が必要です。

張り替え工法は古い床を撤去して新しくする

張り替え工法は、今ある床材とその下のベニヤ板やクッション材をすべて撤去し、新しく張り直す方法です。

見た目も機能も一新できるリフォームですが、費用と工期は多めです。

床下の傷みがひどい場合や、防音・断熱性能を向上させたい場合に適しています。

床下の状態を直接確認できる点でもメリットがあります。

構造補修工法は根太や大引などを交換する

床の構造そのものに問題がある場合は、根太(ねだ)や大引(おおびき)などの構造材を交換・補強する「構造補修工法」が必要です。

床下に潜って作業するため、DIYでは難しい工法です。

シロアリ被害や腐食、重さによる破損が原因で床が不安定なときに行います。

費用は高めですが、安心して住み続けるための重要な工事となります。

部分補修の費用相場:傷・へこみ・シミ・焦げの場合

床の全面リフォームまでは必要ないけれど、気になる傷や汚れがある場合は「部分補修」で対応できます。以下に種類別の費用相場を紹介します。

小さな傷やへこみは1万円〜2万円程度

家具の移動などでできた小さな傷やへこみは、リペアキットや補修業者によって補修可能です。

1〜2時間程度の作業で済むことが多く、費用も比較的安価です。

自分で補修材を使って補修する方法もありますが、色合わせや表面の処理には注意が必要です。

プロに依頼することで目立たず自然な仕上がりになります。

焦げ跡やシミは補修用シートやパテで対応可能

タバコの焦げ跡や水濡れによるシミも、専用の補修シートやパテで対応可能です。

貼るだけで隠せるシートは簡単ですが、長期的には剥がれやすいという欠点もあります。

パテでの補修は丁寧に行うことで、自然な質感が得られます。

表面にニスやコーティングを施すと耐久性が上がります。

プロの補修サービスは1箇所5,000円〜1万円が目安

専門業者による部分補修サービスでは、1箇所あたり5,000円〜1万円程度が相場です。

フローリングの素材や色合いによって料金が変わることがあります。

複数箇所をまとめて依頼することで割引されるケースもあります。

仕上がりの美しさを求めるなら、やはりプロに頼むのが安心です。

重ね張り工法(上張り工法)のメリット・費用相場

床のリフォームでよく選ばれる「重ね張り工法」の特徴と費用相場を紹介します。

既存の床を壊さず施工できるので工期が短い

重ね張り工法は床材をそのまま活かせるため、解体作業が不要です。

1日〜2日で工事が終わる場合が多く、住みながらのリフォームにも対応できます。

ホコリや騒音も最小限に抑えられるため、マンションでも人気の方法です。

ドアの開閉に支障が出る場合は、扉の高さ調整が必要になることもあります。

費用は1㎡あたり5,000円〜10,000円程度

施工する業者や選ぶ床材によって費用は変わりますが、相場は1㎡あたり5,000円〜10,000円です。

6帖の部屋ならおおよそ6万円〜12万円前後が目安になります。

床材を自分で用意すれば費用を下げることも可能です。

ただし、施工の質を保つには経験豊富な業者に依頼するのがおすすめです。

防音性や断熱性がアップするメリットもある

床材の厚みが増すことで、防音効果や断熱効果が期待できます。

特に二重床になることで、階下への音漏れが軽減されます。

寒さ対策や結露防止にもつながるため、冬場に足元が冷える方にもおすすめです。

見た目だけでなく、機能性の面でもメリットがあります。

張り替え工法:全面リフォームの費用と施工内容

古くなった床や傷みが激しい場合は、床をすべて取り替える「張り替え工法」が効果的です。ここでは、その内容と費用の目安を紹介します。

既存の床材と下地をすべて撤去する工事

張り替え工法では、既存のフローリング材や下地材を完全に取り除き、新しい材料に交換します。

床下の傷みやシロアリの被害を見つけやすく、根本的な補修が可能です。

防音シートや断熱材を入れるなど、機能面の向上も図れます。

工期は3日〜1週間程度かかることが多いですが、その分耐久性も高まります。

費用は1㎡あたり10,000円〜20,000円が相場

床の種類や工法により費用は異なりますが、相場は1㎡あたり10,000円〜20,000円程度です。

6帖の部屋(約10㎡)なら10万円〜20万円前後が目安となります。

床材に無垢材など高級品を使うと、費用がさらに高くなることもあります。

見積もりは床材の種類と工事内容を細かく確認しましょう。

下地の状態によっては追加費用が発生する

解体して初めてわかる「床下の腐食」や「構造材の破損」があると、追加工事が必要になります。

このため、初期見積もりより高くなるケースも少なくありません。

補強や構造材の交換が発生した場合は、数万円〜数十万円の追加費用がかかることもあります。

信頼できる業者に、丁寧な調査と説明を依頼しましょう。

構造補修が必要な場合の費用(根太・大引・床束など)

床の沈みやきしみがひどい場合、根太や大引などの構造材の交換が必要です。その際の費用相場をご紹介します。

根太や大引の交換は1カ所1万円〜3万円程度

根太(床を支える木材)や大引(根太を支える梁)に腐食が見られる場合は、交換が必要です。

1カ所あたりの交換費用はおおよそ1万円〜3万円程度で、範囲が広くなると費用も増えます。

木材の品質や処理方法(防腐処理など)によっても価格は変動します。

状況によっては部分補強で済む場合もあります。

床束の補強や交換も必要ならプラス1万円前後

床束(ゆかづか)とは、床下で大引を支える支柱のことです。

腐っていたり、ぐらついている場合は交換が必要です。

費用は1本あたり5,000円〜1万円程度が目安となります。

床のたわみや沈みの原因が床束にある場合は、ここを見直すことが大切です。

全体の構造補修だと10万円以上かかることもある

床全体の構造が傷んでいる場合は、全体補修になることもあります。

この場合の費用は10万円〜30万円以上になることも珍しくありません。

構造補修は住まいの安全性に関わる工事です。早めの対応が重要です。

長く安心して住むための投資と考えて、必要な場合はしっかり検討しましょう。

シロアリ・床下湿気対策と駆除の費用目安

床の傷みを防ぐためには、日頃の湿気対策とシロアリ予防が重要です。ここではその具体的な方法と費用を紹介します。

床下換気扇や調湿材で湿気対策ができる

湿気がたまりやすい床下には、換気扇や調湿材を設置するのが効果的です。

床下換気扇は設置費用が5万円〜10万円程度かかりますが、長期的な湿気対策として有効です。

調湿材(炭やゼオライトなど)は1袋3,000円〜5,000円程度で、DIYでも設置可能です。

定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。

シロアリ駆除は1坪あたり8,000円〜1万円が相場

すでにシロアリの被害がある場合、専門業者による駆除が必要です。

相場は1坪あたり8,000円〜1万円程度ですが、床下の状態によって変わります。

薬剤の種類や保証の有無によっても価格差があるので、事前の確認が重要です。

信頼できる業者選びがポイントになります。

予防処理も5年保証付きで3万円〜5万円程度

被害がない場合でも、予防処理をしておくと安心です。

床下全面に薬剤を散布し、5年間の保証がつくプランで3万円〜5万円程度が相場です。

予防処理をしておけば、将来の高額な補修費用を防げます。

早めの対応で住まいの寿命を延ばしましょう。

施工事例別の費用比較:6帖・8帖・12帖リビング等

部屋の広さによって床補修やリフォームの費用は変わります。代表的な広さごとの費用目安を見てみましょう。

6帖なら部分補修で3万円〜8万円程度

6帖の部屋なら、小規模な補修や重ね張り工法で対応可能なケースが多いです。

傷の補修や床材の一部張り替え程度であれば、費用は3万円〜8万円程度が目安です。

シロアリ駆除などが加わると別途費用がかかります。

床下の状態を確認したうえで、適切な方法を選びましょう。

8帖の全面張り替えなら10万円〜15万円前後

8帖の部屋で床材の全面張り替えを行う場合、費用は10万円〜15万円前後になります。

使用する床材のグレードや追加工事によって価格が変動します。

防音性や断熱性を高めるオプションをつけるとさらに費用が上がることも。

快適性を重視するなら、少し高めの床材を選ぶのもおすすめです。

12帖リビングの構造補修付き張り替えは20万円以上

12帖ほどの広いリビングで、構造補修を伴う張り替え工事をする場合は、20万円〜30万円以上の費用がかかるケースもあります。

床材の選択や補強の範囲、業者によって価格が変わります。

長期的に安心して使えるよう、無理のない範囲で品質重視の施工を選びましょう。

施工後のアフターサポートも確認しておくと安心です。

費用を抑えるコツ:複数見積もり・材料選びなど

床補修やリフォームの費用は高額になることもありますが、工夫次第で出費を抑えることも可能です。以下のポイントを押さえておきましょう。

複数業者に見積もりを取ることで相場がわかる

最初から1社に決めず、必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

業者によって提案内容や価格に大きな差があることがあります。

相場を知ることで、適正価格で納得のいく工事ができます。

できれば3社以上から比較するのが理想です。

自分で材料を用意すると費用が抑えられることがある

DIY経験がある方や、材料選びにこだわりたい方は、フローリング材などを自分で購入するのも選択肢です。

ホームセンターや通販で安価に手に入れることができる場合もあります。

ただし、寸法や品質に注意して選ぶ必要があります。

業者と相談のうえ、対応可能か事前に確認しましょう。

相見積もり比較サイトを使うと簡単に比較できる

リフォーム業者を一括で比較できる「相見積もりサイト」も便利です。

無料で使えるサービスが多く、地域ごとの相場も把握できます。

時間がない人でも効率的に比較検討ができる点がメリットです。

口コミや施工事例もチェックして、信頼できる業者を選びましょう。

リフォーム時にチェックすべき注意点・タイミング

床のリフォームや補修を行う際には、時期や業者選びにも注意が必要です。以下の点を押さえておくと失敗しにくくなります。

床が沈む・きしむ場合は早めに点検する

床の沈みやきしみは、構造材の劣化や破損のサインかもしれません。

異変を感じたら、放置せずにすぐに専門家に見てもらうことが大切です。

早めの点検で、被害の拡大を防ぐことができます。

特に築年数が20年以上経っている住宅は注意が必要です。

梅雨や冬場は湿気で施工が難しくなることがある

湿気が多い時期は、床材が膨張したり、接着剤の乾きが悪くなるため、施工に不向きな場合があります。

春や秋など、気候が安定している時期を選ぶと仕上がりも良好です。

施工スケジュールは天気の影響も考慮しましょう。

無理に工事を進めると、トラブルの原因になることもあります。

保証内容や施工実績も業者選びの判断材料になる

価格だけでなく、施工後の保証や過去の施工実績もチェックしましょう。

信頼できる業者は、保証書を発行してくれることが多いです。

アフターサービスの充実度も比較ポイントになります。

施工例や口コミを確認し、安心して任せられる業者を選びましょう。

フローリングや床をリフォームするならグランディル

今回この記事では、床が抜ける前に見られる症状や危険サインなどについてご紹介いたしましたが、この記事をきっかけに水回りをまとめてリフォームすることを検討している方がいらっしゃるかと思います。

 

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