2020.11.10
床が冷たい!改善するためのリフォームとは?
神奈川県相模原市でリフォーム・リノベーション工事を請け負っている株式会社グランディルです。
早いもので今年も残り2カ月を切りました。年末に向かって世間は何かと気忙しいですが、それよりもだんだんと日が短くなり寒さが増してくることが私たちには身近な問題かと思います。寒いのは苦手!という人は少なくないはず…。
そこで今回は、冬になると実感する「家の床が冷たい!」についてお話をしようと思います。寒さを改善するためにどんな方法があるの?床の寒さの原因とは?本格的な冬が到来する前にしっかり読んで備えておきましょう!
床が冷たい理由とは?
湿度が高い日本では生活空間の通気性を大事にするあまり、気密性が低い家屋が多く見られます。冬が厳しい地域の住宅や近年建てられたマンションであれば気密性/断熱性は高いのですが、首都圏の戸建てに関しては「床の冷たさ」が毎年の課題となっているようです。
気密性/断熱性以外に考えられる理由としては築年数の古さもあります。これは構造の話になりますが、築年数が古い戸建て住宅では床下に換気口があることが多いので、冬はこの空気層が外気と同じ気温になり、床が冷たくなります。(新しい住宅ではベタ基礎という工法により、床下がコンクリートで埋まっている場合が多いです)
他にはフローリングの床が増えたことなども理由としてありますね。昔ながらの畳には断熱効果もあったのですが、住宅様式の西洋化によりフローリングの床に変わったことによって床の断熱効果が弱くなりました。床が冷たい理由としてはこれらが考えられますが、総じて「戸建て」「築年数が古い」「フローリング」は床が冷たくなりやすいと言えるでしょう。
床の冷たさを改善するため方法は?
床の冷たさを改善する方法としてお勧めしたいのは、ずばり床をリフォームして床暖房にすることです。フローリングを畳にリフォームするというのは、なんだか時代に逆行しているような気がしますし、気密性/断熱性を高めるために床下や外壁に手を加えることは大がかりな躯体の工事が必要になるので、そう考えると「床暖房」が一番良いかと思います。でも床暖房って何だか高そうなイメージありませんか?そう思って最初に選択肢から外してしまっている方は、是非次からの項目をお読みになってください!意外な事実にびっくりしますよ。
床暖房にはどんな種類があるの?メーカーは?
床暖房にはガス式(温水式)のものと電気式のものがあります。それぞれの仕組みとしては、ガス式はガス給湯器でお湯を沸かし、その温水をパイプに循環させて部屋を暖める。電気式は電気が流れると発熱するパネルによって部屋を暖める。簡単に言うとこのようになっております。メーカーとしては、ガス式では「リンナイ」「ダイキン」「コロナ」など、電気式では「宮坂ゴム」「スリーエステクノ」「アルシステム」など、複数の会社から出されております。メーカーによって違いがありますので、費用だけではなく製品の特徴や使用感についても吟味して選ぶと良いかと思います。
床暖房の費用。床の張り替えと比較してどっちがお得?
グランディルリフォームでは、電気式の床暖房システムである「S・WARM」という製品を提供しております。S・WARMはPET樹脂ラミネートフィルムを材質とし、わずか厚み0.3㎜という超薄型なのでバリアフリーにも最適です。設置面積も自在でマンションや一戸建ての住宅だけでなく、老健施設や病院、保育園などでも幅広くご採用いただいています。
電気式の床暖房の工事では、既存のフローリングの上に床暖房を設置し、さらに上をフローリングで張る「上張り方式」と、既存のフローリングをはがして張り替える「貼替方式」があります。上張り方式ははがす費用がかからないので安価に抑えることができますが、パネルとフローリングの厚さが既存の床にそのまま乗ってくるので段差ができてしまいます。一方貼替方式では床をはがす費用は発生しますが、既存の高さと同じになるようにフローリングの厚さを調整できるため、段差のない仕上がりになります。
お年寄りや小さなお子さんのいるご家庭では、段差があることによる危険もあるので、施工の仕上がりなども効力に入れて判断すると失敗がないでしょう。
初期費用ですが、S・WARMは充分な性能と安全を維持しながら、商品の見直しによる初期導入費用の低価格化を実現させています。材料と工程を全面的に見直して低価格を実現しているので、他メーカーの相場よりも大幅に安く床暖房を導入できます。
そして、ランニングコストですがS・WARMの床暖房は8帖で1日6時間使用しても月額1,850円程度。他暖房機器の約1/2~2/3の低ランニングコストです。さらにS・WARMコントローラは電流を自動的に制御し、無駄な電力消費を抑える機能付き。お部屋の中が暖かくになるにつれて電気量を調整し、快適な空間を保つことができます。
S・WARMの施工
S・WARMはパネルの一枚が幅580mm×303mmなので、お部屋に合わせて細かく施工範囲を決めることができます。 厚み0.3mmという超薄型なので、 新築・リフォームの際にも段差が生まれることなく綺麗な仕上がりも実現できます。
仕上げ材もタイル床をはじめ、フローリング、ソフトシート、薄畳、テラコッタ、天然石、無垢床、カーペットと各種取り揃えており、お部屋の雰囲気を損なわずに設置することができます。
フローリングを床暖房にリフォームして、お部屋の雰囲気もグレードアップできたら一石二鳥ですね。
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床暖房は、床から直接伝わる熱(伝道熱)と床から部屋全体に広がる熱(ふく射熱)の組み合わせでじんわりと温めるもので、空気の流れによってホコリが舞うことも、ガスや灯油ストーブのようにニオイが出ることもありません。初期費用こそかかりますが長期的な視点でその後のランニングコストやメンテナンス費用を考えると床暖房は決して“高い”ものではありません。
安全で、環境にもやさしく、光熱費も節約できる床暖房は自信をもってお勧めできるシステムです。床暖房へのリフォームにご興味のある方は是非一度グランディルリフォームまでご相談下さい。