2018.06.25
アクセントクロスで部屋の雰囲気をよりオシャレに
神奈川県相模原市でリフォーム・リノベーションを手がける株式会社GRANDILLです。
リフォームの際は施主様と事前に相談を重ねるのですが、その中で最も議論するべきなのはデザインと予算の兼ね合いです。デザイン性のみを重視したリフォームならあまり問題はないのですが、機能面でのリフォームも必要な場合、デザイン性の高いものにかけられるお金は限られてきます。
このような場合には、全体を低単価で素朴なものにして、一部をデザイン性の高いものにすることでアクセントをつけるという方法があります。
壁紙の張り替えの際にもこの方法を取ることがしばしばあります。そうすることで部屋全体をオシャレな雰囲気に仕上げることができます。このときにアクセントとなる壁紙のことを「アクセントクロス」といいます。
アクセントクロスを入れるときのポイント
ドアを開けたときすぐに目に入るものの印象で部屋の雰囲気は決まります。そのためドアに対して真正面の壁にアクセントクロスを貼ることで部屋の雰囲気が変わります。ただ、真正面の壁が開口部(窓がたくさんある壁)の場合はアクセントクロスを貼らないほうがよいのです。開口部は窓のせいで壁紙の印象がぼやけてしまうからです。
このような部屋や、複雑に入り組んでいる部屋では壁にアクセントをつけることが難しいです。そういった場合は天井にアクセントをつけます。これは弊社でよく行う手法なのですが、壁紙を白にして天井を茶色などの暗い色にすると落ち着いた雰囲気を演出することができます。
アクセントクロスとなる壁紙の選び方
アクセントクロスに柄物の壁紙が使われているリフォーム事例がしばしばあるのですが、柄物を取り入れたからといってオシャレになるわけではありません。家具や家電、置物などの部屋にあるオブジェクトとの兼ね合いを考えてアクセントクロスを決める必要があります。
オブジェクトとの兼ね合いで柄物の壁紙が部屋に合わない場合は、部屋の壁紙(無地)の素材は全て統一して一面だけ色の違うものを使います。説明だけではイメージしづらいと思うので実際の施工例を二つ程紹介します。
例1:部屋全体にFE-1075(写真1)を貼って、ドアの真正面に位置する一面だけにFE-1082(写真2)を貼りました。こうすることでホテルの客室のような落ち着いた雰囲気を出すことができます。
写真1
写真2
例2:このときの施主様のご要望は、床と壁を木目調にすることでカフェのような部屋にしたいというものでした。
しかし木目調は組み合わせが難しく、柄が合わないとオシャレになりません。
なのでこの施主様には壁と床がセットになっている商品をカタログから選んでいただきました。
海外の壁紙を使う時の注意点
海外の壁紙はデザイン性にオリジナリティがあり、日本にはない柄使いがされています。そのため単価が高額であるにもかかわらず非常に人気が高いです。
しかし海外の壁紙は可燃性のものが多いです。可燃性の壁紙を使ってしまうと新築の検査を通ることができないため新築を建てるときに海外の壁紙を選ぶのはあまりお勧めできません。
また海外の壁紙には紙素材のものがあります。日本で製造されている壁紙は全て伸縮性のあるものです。そのため日本製は柄を合わせるのが簡単ですが、外国製の紙素材のものは伸縮性がないため柄を合わせるには技術が必要です。そのため外国製の壁紙に扱い慣れていないリフォーム会社に任せると貼り替えがうまくいかないことがあります。
弊社の職人は外国製の壁紙の取り扱いに慣れています。また海外の壁紙を扱っている会社と直取引しているため弊社では外国製の壁紙を安く仕入れることができます。海外の壁紙に興味がある方はぜひ弊社にご相談ください。